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2021 F1 イギリスGP 決勝 フェルスタッペンとハミルトンが1周目に接触!

2021 F1イギリスGP決勝。

 

1周目のコプスでフェルスタッペンとハミルトンが接触

フェルスタッペンはスピンし、そのままタイヤバリアにクラッシュ。リタイア。

ハミルトンはルフィールドからの立ち上がりでフェルスタッペンに並びますが、フェルスタッペンはアウト側を維持しようとします。この際、フェルスタッペン車の右リアタイヤとハミルトンの左フロントが当たりました

 

映像をよく見ると、タイヤのサイドウォールが擦れたくらいの当たり方ですが、300km/h近い速度なのでバランスを崩すには十分。

 

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左側にスペースもあってハミルトンは完全に右にステアリングを切っていますが、フェルスタッペンが前にいてなおかつリタイアしたということを踏まえて10秒ペナルティが出ました。

 

フェルスタッペンがタイヤバリアにクラッシュしたことを受けて赤旗中断。

 

再開後はルクレールがトップを維持。

昨日のスプリント予選後に「スタートでルクレールがボッタスをオーバーテイク可能性がある」と書きましたが完全的中。むしろフェルスタッペンと接触したハミルトンすら一度はオーバーテイクしました。

 

ハミルトンは第1スティントでルクレールの1秒~1.5秒に近づきますが、タービュランスの影響でオーバーテイクするには至らず。

また、ボッタスもノリスにリスタートで前に出られたため、ノリスの後ろを走ることになります。

 

スタートタイヤはペレスだけハードタイヤで、他は全員ミディアム。

ピレリはソフト→ハードという選択肢も出していましたが、コース上でオーバーテイクしづらいということを踏まえて1ストップの最も堅実な選択肢が好まれました。

 

多くのドライバーがピットストップする中、ルクレールとハミルトンはスティントを伸ばします。ハミルトンは10秒ペナルティがあるからですが、ルクレールは予想以上にタイヤを持たせていました。

ノリスはピットストップに6秒かかってしまい、この隙にボッタスが前に出ました。

 

少し遅れてピットストップしたハミルトンはペナルティを消化し、ノリスの後ろに出ます。ルクレールも1周遅れてピットストップ。

 

ボッタスはルクレールを追いかけようとするものの、フロントタイヤにブリスターが出てペースが上がらず。

 

ここからハミルトンの猛烈な追い上げが始まります。

ノリスとの差を詰めてあっさりとオーバーテイク

 

この時点でルクレールとは10秒以上のギャップがありましたが、ボッタスより1秒速いペースでルクレールとの差を詰めていきます。

タイヤマネージメントをしていたボッタスにはチームオーダーの指令。

ハミルトンはボッタスの前に出てから神が宿る走り。タービュランスなどなんのその。残り3周でルクレールを捉えます。

 

ハミルトンは1周目にフェルスタッペンと接触した場所と同じ、コプスコーナー手前でルクレールに並びイン側を維持、今度は接触しないように限界まで右側に寄せた状態でターンイン。ルクレールはコースからはみ出し、この隙にハミルトンが前に出ました。

 

そして、フェルスタッペンとの接触、10秒ペナルティ、ノリスやルクレールとのバトルの末、ハミルトンは8回目の母国GP優勝を果たしました。

 

 

2位のルクレールですが今季初表彰台。ポールを2回取っているだけにまだ表彰台がなかったのは意外です。実は昨年のイギリスGPでも表彰台に乗っていた。フェラーリシルバーストーンを自分たちの車に合わないと言いつつも結果は残せています。

 

ピットスタートだったペレスですが、ハードタイヤスタートで2ストップ作戦を選びます。しかし、ピットストップの度に中段勢の後ろに出てしまうため、終始トラフィックに引っかかってタイムを失うレースに。結局終盤で3回目のピットストップをしてファステストラップを取ることに。この結果ペレスはノーポイント。

 

ペレスがノーポイントだったことで、4位フィニッシュのノリスがポイントランキング3位に再び浮上しました。

 

角田は10位で1ポイント獲得。ガスリーがパンクでタイヤ交換を強いられたため、これでポイント圏内に滑り込みました。また、ベッテルのリタイアやペレスの3回ストップなども角田にとって追い風に。

 

メルセデスイギリスGPで、"最後の"アップデートを持ち込みました。バージボードとフロア。既に開発リソースは来季のマシンにシフトしているので、今後はもうこの規模のアップデートはありません。

一方レッドブルはまだまだアップデートを投入する予定なので断然有利になっていくこと請け合いです。だからこそメルセデスは得意とする高速サーキットかつ硬いコンパウンドアロケーションのイギリスでは勝っておく必要があった。

 

フェラーリはかなり調子を上げて来ています。メルセデスレッドブルと比べればまだ差はありますが、サーキットを選ばずマクラーレンと互角以上に戦えるようになってきています。ルクレールとノリス、そしてフェラーリマクラーレンのポイントランキング争いはシーズン後半の見どころです。

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