スーパーフォーミュラ2019年シーズン最終戦が鈴鹿で行われ、Team TOM'sのニック・キャシディがチャンピオンを獲得しました。
キャシディが2位フィニッシュ、山本尚貴が5位、アレックス・パロウはタイヤに苦しみ19位でした。
昨年最終戦でタイトルを失った男が、今年はタイトルを手中に収めました。
レースは完全にいつもどおりのスーパーフォーミュラ。
ソフトスタートでできるだけ引っ張って最後にミディアムで少し走る。
とはいえミディアムでもかなりペースが良かったのでキャシディそしてTOMsのマシンは速かった。
キャシディは25歳。
2015年に全日本F3でチャンピオン。
スーパーフォーミュラには2017年から参戦しました。
2017年にはスーパーGTで年間チャンピオン。
キャシディはトヨタ系ドライバーなので、ここからステップアップとなるとWECくらいです。もしかしたらインディカーからお呼びがかかるかもしれません。
今シーズンのスーパーフォーミュラは「アレックス・パロウ」この男に尽きます。
ルーキーとは思えない速さ。ルーキーでチャンピオン争いができる。
しかし、レースで噛み合わないことが多かった。
また、ソフトタイヤがあまりにも長持ちするのも問題だった。レースの8割以上をソフトでラクラクと走れてしまう。このため、ピットストップを義務にしているのに戦略が非常に退屈でした。
ニック・キャシディは取るべくして取ったチャンピオンだった気がしますが、今年は予選で上の方からスタートし、ソフトタイヤでとにかくスティントを長く引っ張る。
この作戦があまりにも強かった。それを正直に実行したTOM'sの判断の良さもありました。