F1 イギリスグランプリ決勝。
カルロス・サインツJrが自身初となる優勝を果たしました。
CONGRATULATIONS, CARLOS! 👏
— Formula 1 (@F1) 2022年7月3日
We have ourselves a new race winner! And what a way to do it!#BritishGP #F1 pic.twitter.com/nZhmBvq4op
スタート直後の多重クラッシュで赤旗。
周とラッセルの間に入ろうとしたガスリーがラッセルと接触、ラッセルがこれでスピンして周にヒットし、周の車はひっくり返ったままたタイヤバリアに激突。
ヘイローのおかげで大惨事は免れました。骨折がないのも奇跡です。
この他にもベッテルがアルボンに追突し、アルボンは角田とぶつかりました。
今回サインツは明らかにルクレールよりペースが悪かったですが、最後、フェラーリはセーフティカー中にルクレールをピットストップさせずにステイアウトさせたため、ルクレールは勝ちを失いました。
また、ルクレールはあまりにも長い間、サインツの後ろで立ち往生しました。
サインツは序盤にミスがありコースアウトしてフェルスタッペンに抜かれましたが、フェルスタッペンの車がダメージを負ったのであのミスが尾を引かずに済みました。
Mattia and Charles talking after the race.#BritishGP pic.twitter.com/jOuEE4iTn5
— tami. (@Vetteleclerc) 2022年7月3日
モナコもそうでしたが、ルクレールはあまりにもチームの戦略で損をしています。
そして今回、メルセデスW13のポテンシャルがフルに発揮されました。ハミルトンはファステストラップを獲得。1分30秒510はサインツのベストより0.3秒速いラップタイムでした。さらに、ハミルトンは最初のスティントでフェラーリ勢と5秒の差がありましたが、この差を埋めることに成功しています。
シルバーストーンのバンプの少ないスムーズな路面、高速コーナーの多さ、低速コーナーの少なさはW13のポテンシャルを引き出すことができます。
ラッセルがリタイアしていなかったらどうなっていたのか気になるところです。
オコンのリタイアによるセーフティカーで、ハミルトンはミディアムスティントを引っ張った意味がなくなりました。
一方、ペレスはこの恩恵を受けて漁夫の利の2位。上位勢と20秒以上あった差を帳消しにしました。
フェルスタッペンは車にダメージを受けペースが上がらず7位。最後にミックをコース外に押し出したにも関わらずペナルティ無し?
そして角田は生き残った14台中14位。ガスリーと接触するという最もあってはならないミスを犯しました。これでペナルティ。
そもそも最初にアルボンとぶつかり、その後赤旗でリスタートできただけでも幸運だと言えますが、その幸運を自ら台無しに・・・。
ハースは2台共にポイント獲得。
ミック・シューマッハは自身初のポイントとなります。
なお、1周目に観客がコースに侵入したとの報告があります。
Protestors on the track at the #BritishGP. They stormed the fence on the first lap. pic.twitter.com/9BEAH9zzwS
— Helèna Hicks (@_HelenaHicks) 2022年7月3日
赤旗が出たので影響がありませんでしたが、マーシャルに取り押さえられていたようです。