事実が明るみになりました。
2022年シーズンで速さを見せるフェラーリとレッドブルですが、その速さがどこから来ているのか、その要因と思われるものがFIAの調査で判明した可能性があります。
カナダGPの翌週に行われたFIAの技術諮問委員会でそれが報告されたようです。
最近FIAが各チームのフロアやプランクの調査を行ったところ、規則では2mm以下に制限されているたわみが、レーシングスピードでは6mmに達するチームがあったと伝えられています。
「Flexi-Floor」などと呼ばれています。
わざと剛性を低くしてたわみを生じさせ、トンネル効果を高めてダウンフォースを増大させることが可能となります。
exploit。つまり、レギュレーションの抜け穴を突いたものです。
FIAは「フロアに過度の変形がある」と報告しています。
FIAは以前、フロアの剛性について規制を強化する事を提案した際、レッドブルとフェラーリがこれに反対しました。
FIAはポーポシング対策の一環として剛性に関する規制を強化する予定です。6月に発行された技術指令に記載されています。これにはほとんどのチームが歓迎していますが、露骨に反対していたチームが1チームありました。
Flexi-Floorは既に2月の段階で懸念されていましたが、F1チームはお互いを監視しているので何かあればすぐわかるとFIAは楽観視していました。しかし結果的に4ヶ月もの間、レギュレーション違反を放置していました。