2022 F1モナコグランプリの決勝でフェラーリ、ルクレールの敗因の一つに、ウィリアムズの後ろにピットアウトしてしまったことがありました。
しかし、ここで衝撃の事実が判明。
なんと、ほぼ丸々1周、アルボンは青旗が出ているにも関わらずルクレールを押さえ続けました。
ルクレールのオンボード映像で確認することができますが、アルボンがピットアウトしてルクレールの前に出ます。アルボンは周回遅れなので当然ブルーフラッグが出ます。コース脇のシグナルにも「23」で青く光っているのが確認できます。
The lap where Charles was held up by Alex Albon…
— Ferrari News (@FanaticsFerrari) 2022年5月29日
This was just before his second pit stop, at a crucial point in the race.
I honestly have no idea what Albon was doing here… pic.twitter.com/DV8LYfCq7z
アルボンは、次の周の1コーナーで飛び出すまで、ルクレールを前に出させませんでした。丸々1周青旗無視です。
ちなみに、アルボンのチームメイトのラティフィはルクレールが来た時にすぐに譲っています。普通なら、ヘアピンの付近で譲ることができなくても、トンネルでは確実に譲ることが可能です。
アルボンに押さえられたルクレールは無線で「C'mon! what the fuck!」と激昂しています。
アルボンの目の前にはペレスがいました。
そして4コーナー付近でアルボンに「青旗が出ている」と無線で伝えられます。
しかし、アルボンは全くルクレールに譲ろうとしていません。その無線では、「6秒後ろにフェルスタッペンがいる」とも伝えられました。
Watch this onboard, REALLY DIRTY RACING. pic.twitter.com/4psAq8M3Bn
— Enver (@bozkayaenver) 2022年5月29日
アルボンの青旗無視により、ルクレールはフェルスタッペンとの間にあった7秒ものギャップを埋められてしまうことに。
既に察している人もいるでしょう。アルボンはウィリアムズに乗っているもののレッドブルとの契約から外れたわけではありません。
意図的に青旗を無視してルクレールを押さえ込み、フェルスタッペンとのギャップを縮めさせた。
ルクレールの敗因はピットストップのミスだけではありませんでした。
アルボンの青旗無視によって押さえられていなければ、次のピットストップではサインツより前にいた可能性が高いので、フェルスタッペンに抜かれることはなかったはずです。