雨でスタートが遅れたモナコGP決勝。
There is nothing more powerful on this earth than the Charles Leclerc Monaco curse
— Matt Gallagher (@MattyWTF1) 2022年5月29日
ある意味ペレスは賭けに出たような感じで、インターミディエイトに替えた際にノリスの後ろに出されてしまっています。
しかし、ノリスがすぐピットインしたため、ペレスはノリスに引っかからずに済みました。
フェラーリはウェットでドライまで引っ張るか、インターに替えるか迷っていたようですが、ルクレールだけインターに替えました。これでルクレールはペレスにアンダーカットされることに。
そして今回最大のミス、ルクレールにピットインするように指示した直後に、やっぱりステイアウトしろと言い直します。
Charles Leclerc’s perspective during that second pit stop for hards… pic.twitter.com/gIW0suNI7g
— Ferrari News (@FanaticsFerrari) 2022年5月29日
ウェットタイヤで引っ張っていたサインツがピットインしていたためですが、結果的にダブルストップの形となり、ルクレールはフェルスタッペンに前に出られてしまいます。
サインツは2番手で合流しているので、ウェットタイヤで引っ張る方がマシだったということになります。
サインツはハードタイヤに交換した直後、ウィリアムズの後ろに出てしまいます。これでアウトラップが遅くなり、ペレスに前に出られたようです。
トラックポジションが全てといえるモナコで、トップを走るルクレールにインターを履かせてレッドブル2台の後ろに出すのはかなりリスクがあります。
もしルクレールが先にピットストップしていたら、ペレスとフェルスタッペンはウェットタイヤでステイアウトしたでしょう。
難しい状況ではあったもののルクレールを中途半端にピットインさせてしまったのは完全なミスでした。正しい判断をしていれば少なくともフェルスタッペンの前には留まれたでしょう。
これと全く同じで、ピットストップを遅らせたノリスがラッセルにアンダーカットされています。
そしてなぜかソフトを履いた角田は17位、つまり完走したドライバーの中では最下位でゴールしました。予選11位で、3台リタイアして17位・・・。2年目では言い訳もできません。
フェルスタッペンはピットアウト後にラインを横切りました。しかしなぜかペナルティを受けませんでした。レースコントロールは再びレッドブルに忖度しているようです。レギュレーションには、「ピットアウト後は黄色線の右側に留まらなければならない」と書かれています。
左フロントタイヤが黄色線をはみ出ています。