ロシアグランプリ予選。
午前中の雨が嘘のように止み、ウェットからぎりぎりドライに移行する複雑なコンディションとなりました。
Q1・Q2はインターミディエイトでトラフィックをかき分けながら走るセッションとなりましたが、Q3は最後の1周だけドライの方が速いという劇的な展開に。
まだ路面が少し濡れた状態で、ウィリアムズがラッセルをピットストップさせソフトタイヤに交換。ノリス、サインツもこれに続きました。
そして早めにピットストップしてドライタイヤに変えた3人がちょうどタイヤが温まった状態で最後のアタックラップに入り、トップ3に来るという、早めのタイヤ交換の判断が予選を左右する結果に。
ハミルトンはピットエントリーでフロントウィングを破損するアクシデント。これによりタイヤを温める事ができず4番手。
しかし、先に出ていったボッタスもタイヤが全く温まっていなかったようです。
ペレスも同様にタイヤの熱入れがセッション終了までに間に合っていなかった様子。
ノリスがポールポジション
2番手がサインツ
3番手がラッセル
4番手がハミルトン
5番手がリカルド
POLE FOR LANDO NORRIS! 😮👏#RussianGP #F1 pic.twitter.com/Lg0FCljRDr
— Formula 1 (@F1) 2021年9月25日
金曜のフリー走行後に
「前回優勝したマクラーレン、特にノリスは良い位置に来そうな速さがありそう」と予想しました。
これが完全に的中!ノリスがポールポジションを獲得しました。
優勝したリカルドと書かずにノリスと書いたあたりがミソですね。
また、「雨なら番狂わせも」と書きましたが、日曜は60%~70%の降水確率となっているようで、この予選結果だとありえなくはない話です。
決勝がウェットならスタート後の1コーナーは混乱必至です。
レースペース的にはメルセデスとレッドブルが速いですが、トレイン状態だとオーバーテイクは難しいので前3人、特にノリスとサインツがどういった戦略を取るのかは注目したいところ。ドライでDRSが使えればハミルトンが上がってくるのでしょうけど、ウェットだとタイヤ交換のタイミングで結構大きな順位変動もありそうですね。
レースペース的にはマクラーレンもフェラーリもほとんど同じですが、フェラーリがマクラーレンを抜けるのか。
そして後方のフェルスタッペンとルクレールがどこまで上がってくるのか。ドライならフェルスタッペンが4位くらいまで上がってもおかしくないですが、ウェットだとあらゆる展開が考えられます。
少なくとも退屈なレースにはならないでしょう。
今日みたいにウェットからドライに変わっていくとレコードラインが1本しかなくてオーバーテイクが難しくなりますが。
そして角田は健闘の(?)13番手。すぐ上がガスリーなので悪くない結果では?
ガスリーはQ2ノックアウトで怒ってましたが、どうやらタイヤ交換をした方が良いと訴えたらステイアウトするように言われてそれでタイヤが摩耗で終わってしまったのが理由のようです。
ルクレールとラティフィがPU交換ペナルティでQ2走らない、フェルスタッペンもQ1で終了。