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2021 F1ロシアGP ハミルトン 通算100勝達成。ノリスは終盤の雨に泣く

F1ロシアグランプリ決勝。

ルイス・ハミルトンが一時6位まで落ちるも逆転優勝し、通算100勝を達成しました。

 

 

スタートでサインツがノリスをオーバーテイクしたものの、レースペースはノリスの方が良く、ノリスが逆転。その後終始ノリスがレースをリードしたものの、ラスト数周のところで雨。

金曜フリー走行後の記事で、ポールポジションはトウを使われて不利だと書きましたが、案の定スタートで抜かれましたね。

 

この雨が徐々に強まり、一部のドライバーがピットイン。

2位を走っていたハミルトンもピットイン。ノリスはステイアウト。

しかし、スリックタイヤでは走れないほど路面が濡れ、ノリスはついにコースアウト。

これでインターミディエイトに変えていたハミルトンがトップに立ちました。

 

今週末、ハミルトンは首を痛めていたらしいですが、逆境を跳ね除けることに成功しました。

 

 

優勝していたかもしれないノリスは最終的に7位。

予選は早いピットインの判断でポールを獲得しましたが、決勝ではピットインが遅れた事で優勝を逃しました。

ノリスはハミルトンとバトルしながら後続をどんどん引き離して3位との間に40秒以上のギャップを築いており、ノリス、そしてマクラーレンの戦闘力の向上をはっきり感じさせました。

 

最後尾スタートのフェルスタッペンは超ラッキーな2位。

4位までは上がるだろうと昨日予想しましたが、フェルスタッペンは終盤アロンソオーバーテイクされ7位を走っていました。しかし、最後の雨で、ノリス、サインツ、ペレス、アロンソルクレール、リカルドの前に出ることに成功。

ドライのままならアロンソの後ろだった可能性が高いので、フェルスタッペンは10ポイントくらい得したのではないでしょうか。

ノリス、ペレス、アロンソの3人はピットインが1周遅れた事で順位を落としました。

 

ラッキーなフェルスタッペンとは対照的に9位フィニッシュのペレスは運がない。ドライのままなら表彰台は確実だったでしょう。チームメイトより前でスタートしたのにチームメイトより遥か後方でゴールすることになるとは。

 

タイヤの履歴が違うとは言え、アロンソはレスダウンフォースのウィング、しかもペレスのトウを得ていたフェルスタッペンをオーバーテイクしたわけですから素晴らしいですね。

 

 

最終的には

  1. ハミルトン
  2. フェルスタッペン
  3. サインツ
  4. リカルド
  5. ボッタス
  6. アロンソ
  7. ノリス
  8. ライコネン
  9. ペレス
  10. ラッセ

というトップ10になりました。

ノリスはもしかしたらピット入り口の白線を横切ったためペナルティを受けるかもしれません。

 

PU交換で後方からスタートし、14位を走っていたボッタスも早めにインターミディエイトに交換し、ラッキーな5位フィニッシュ。8位ライコネンも同様。

ストラテジストの判断が的確でした。

 

メルセデスは第1スティントでハミルトンがリカルドをコース上で抜けないと判断すると、ピットクルーがタイヤを準備。「逆をやれ」という指示がハミルトンに出ていたと思いますが、リカルドがピットインしたらハミルトンはステイアウト。これによりリカルドをピットストップさせ、前が開けたハミルトンはプッシュしてペースを上げました。

 

サインツに関しては、第1スティントでタイヤが辛くて早めにハードタイヤに交換しましたが、この交換が早すぎてボッタスやガスリーに引っかかり、ノリスとは全く勝負できない状況となってしまいました。しかし、フェルスタッペンと同じタイミングでピットストップしたため、フェルスタッペン同様にジャンプアップして3位表彰台を獲得。

 

そして角田ですが、なんと17位フィニッシュ。

最後の雨で、インターではなくソフトタイヤを履かされ、またすぐインターのためにピットインするというめちゃくちゃな状況でした。

あの混乱の中で、さらに混乱するような事になっていたのが今回の角田でした。

スタートで最後尾まで落ちたので17位は仕方ないと言えば仕方ないですね。

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