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2021 F1 オーストリアGP予選 ラッセルがミディアムタイヤでQ3進出の快挙。ノリスフロントロー

ハミルトンが2年の契約延長を発表したオーストリアグランプリ土曜の予選は「2019年デビュー組」の2人が活躍しました。

 

まずジョージ・ラッセルがミディアムタイヤでQ3に進出する快挙。

ウィリアムズのQ3進出は2018年以来。

ラッセルが驚異的だったのはセクター3。なんとハミルトンやペレスより速い、全体で3番目のタイム。

最終的には9番手でしたが、ミディアムタイヤスタートはレースで期待が持てます。ウィリアムズのレースペースはあまり良くないですがタイヤの優位でポイント獲得なるか。

  

そしてマクラーレンのランド・ノリス。トップのフェルスタッペンからわずか0.05秒差でフロントロー獲得。前回から速さはありましたが、チームメイトとの差を考えるとノリスはずば抜けて良い走りをしました。今回空力アップデートを投入したペレスの前にいるのは驚きの結果。

ノリスはフェルスタッペンの後ろでちょうど良いトウを得ることができていたのでピットアウトしたタイミングも良かった。ミディアムタイヤスタートなので上位入賞は堅いか。

 ノリスとハミルトンの差はセクター1だけで0.2秒あり、同じエンジンなのでマクラーレンのドラッグの少なさがよくわかりますが、コーナーが少ないサーキットでもダウンフォースを削るとレースでタイヤが厳しいとメルセデス勢は考えているようです。

マクラーレンの場合、最初からレッドブルメルセデスは相手にしないのであれば、前からスタートしてライバルがバトルでタイムを失っている間にじわじわ引き離して・・・という戦略は理にかなっています。

 

フェルスタッペンとの比較映像ではストレートでノリスが差をつけているのがよくわかります。

予選後の無線を聴くとペレスはフロントローを取れると思ってたようですね。 

  

フェラーリはミディアムタイヤを履いた事でQ2でノックアウト。

前回言ったようにフェラーリはかなりレース寄りのセットアップになっていてレースペースは良いですがその分一発タイムを犠牲にしています。

フェラーリメルセデス同様にセクター1が遅いのですがレースのことを考えるとダウンフォースは減らせないという事なのでしょう。

C5タイヤを履いていればQ3には進出していたはずですが、ソフトタイヤスタートは戦略的に不利なので11番手12番手からのスタートは悪くはないですね。

 

注目ドライバーの1人としていたガスリーは堅実に6番手。しかしソフトタイヤスタート。7番手だった角田も同様。アルファタウリもマクラーレンと同様にストレートが速くてコーナーはあまり速くないというセットアップになっています。

  

ポール獲得のフェルスタッペンは先頭で出された事を怒っていたようです。トウを与えてしまったことでノリスに0.05秒まで迫られているのは本人としては不服でしょう。

 

ラッセルそしてノリスが素晴らしい走りを見せた予選となりました。

 

レースペースはレッドブルメルセデスが頭一つ抜けており、次いでフェラーリ、そしてマクラーレン、その下にアルファタウリやアルピーヌという構図になっています。

レースにおいては、ここ数戦アップデートを毎回入れてペースアップしているレッドブルと、既に今シーズンの開発を終えて来年の車に移行したメルセデスの差は明確に出るだろうと予想します。

ノリスがどれだけ粘れるのかは注目ですが、意外と抜けないのが前回わかっているのでノリスがオーバーテイクされたらその後は前回以上に淡々としたレースになるかもしれません。雨なら話は変わりますが降水確率は低い。

ミディアムスタート勢が1ストップか2ストップか、とりあえずそこには注目です。

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