2021アゼルバイジャングランプリ予選。
Q1からストロールやジョヴィナッツィがクラッシュし、Q2ではリカルドがクラッシュする荒れた予選となりました。
フェラーリのシャルル・ルクレールがモナコに続くポールポジション獲得!
モナコだけの速さではなかった。フェラーリファンの皆様おめでとうございます。
𝗛𝗢𝗪 𝗔𝗕𝗢𝗨𝗧 𝗧𝗛𝗔𝗧?!
— Scuderia Ferrari (@ScuderiaFerrari) 2021年6月5日
What a lap from @Charles_Leclerc 🤯
Second pole in a row! 🤩#essereFerrari 🔴 #AzerbaijanGP pic.twitter.com/mYxqRXIWYL
2位は金曜からすれば奇跡的な結果のハミルトン。セットアップの変更が功を奏しました。
3番手がフェルスタッペン。普通に最後走っていたらポールだったか?
フェルスタッペンは2戦連続で赤旗のためポールを逃すことに。
4番手ガスリー。こちらも値千金の結果。
5番手はサインツ。最後に角田を避けようとしてスピンしフロントウィング破損。
予選は最後、角田がクラッシュし赤旗。これで終了となりました。
角田はせっかく良い結果が出せそうでしたが、レッドブル首脳陣を悩ませる事をしますね。レッドブルのジュニアドライバーが良い結果を出し始めてるので角田は「うかうかしていられない」と昨日書いたらこれとは。
しかし、クラッシュがこの劇的な結果をもたらした事を考えるとフェラーリとメルセデスは角田様様ですね。ある意味チームメイトのガスリーも角田のおかげでサインツから4位を守れたと言えそうです。
The fourth red flag of the session brought qualifying to a premature end 🚩
— Formula 1 (@F1) 2021年6月5日
Both Tsunoda and Sainz had separate incidents at Turn 3 ❌#AzerbaijanGP 🇦🇿 #F1 pic.twitter.com/8TB6jGIBoV
まず金曜のフリー走行後にフェラーリは市街地サーキットが得意なのが確認できましたが、予選でレッドブルと互角に戦う速さを見せたのは意外だったかもしれません。
SF21がスムーズな路面との相性が良いというのは間違いなさそうです。
ルクレールはアタックの最後にハミルトンのトウを使う事に成功し、フェラーリが苦手とするセクター3でタイムを稼ぐことに成功しました。しかし、ハミルトンとは結構距離があったので、ルクレールのタイムが本当に速かったのは間違いありません。
セクター2の速さが光ったフェラーリでした。
そして金曜はトップから1秒落ちで5年ぶりくらいに悪いフリー走行となったメルセデスでしたが、FP3後にハミルトンだけセットアップを変更。
ハミルトンはローダウンフォースのセッティングでストレートスピードを稼いで、予選より決勝で勝負することを選びました。
しかしこれが功を奏し、セクター1・2は遅いがセクター3はとんでもなく速いという最近のメルセデスらしからぬ直線番長マシンとなり、さらにボッタスのトウも使ってフロントロー獲得。
金曜時点でのメルセデスは「一発は遅いがロングランは悪くない」という状態でしたが、ローダウンフォース仕様でタイヤが持つのかというのが決勝を左右するでしょう。
一方ハイダウンフォース仕様で行ったボッタスは10番手に沈みました。タラレバを言えばローダウンフォースのセッティングで行くべきでしたが、普通はサーキット特性的にダウンフォースをある程度つけるべきなので判断しづらいでしょうね。
昨日書いたようにやはりメルセデスはタイヤの熱入れに今回の予選でも若干苦労していて、他のチームより1周多く準備のラップを入れてましたね。
そして角田のクラッシュで思いっきり割を食らったのがペレス。フリー走行全て順調だったにも関わらず7番手。ノリスにもやられてしまいました。
レースペースは全車中一番良いので上がってくるのは間違いないでしょうけどね。
金曜フリー走行後に「角田も上手くやれば7位8位あたりは行けそう」 だと書きましたが角田は予選8番手。予想的中!!
さすがにクラッシュすることまでは予想できませんでしたけど。上手くやりすぎ。
トップ4台が全員異なるチームとなりました。レースを面白くしてくれた角田に感謝。
なんだかんだで6番手にいるノリス。この人もいろいろ持ってる気がしますね。
決勝はレースペースで勝るレッドブルのフェルスタッペンがルクレールとハミルトンを攻める形になりそうです。また、ルクレールが今度こそ1位を守れるのかという点も見どころですかね。