パディ・ロウが2014年のメルセデスはパワーユニットの最大出力を出さないように手加減していたことを明かしました。
バーニー・エクレストンは2014年に導入されたパワーユニットを「酷い」と一蹴しており、あまりにもメルセデスのパワーユニットが強力すぎるとレギュレーションを変更される恐れがあったため、予選でのアドバンテージを隠そうとパワーを下げていたようです。
メルセデスはプレシーズンテストに持ち込んだPUアップデートで0.7~0.8秒ほどタイムが良くなり、自分達が特別な領域にいるのを悟ったとパディ・ロウは語っています。
シーズン通して予選Q3ですら全力を出すことはほとんどなかったようで、フェラーリが疑惑のパワーユニットを投入するまでメルセデスパワーユニットの優位は続いたわけです。
しかし、2014年はパワーユニットだけでなく、車も良かったとパディ・ロウは話しています。
当時、レッドブルにメルセデスのPUが載っていればチャンピオンを取れると言われていたものの、パディ・ロウから言わせれば、W05はエンジン抜きにしてもどの車より優れていたということのようです。