新型コロナウイルスの猛威に曝されながらのF1 2020年シーズンですが、「全レースメルセデス優勝」が現実味を帯びてきました。
今年のメルセデスは車体もパワーユニットも盤石です。非の打ち所がない。もしかしたら過去3年くらいで最も他チームとの差が大きい車かもしれません。
信頼性も抜群。オーストリアGPではギアボックスに不安がありましたが、レッドブルリンク特有の問題でしょう。
そしてライバル勢ですが
フェラーリはマシン開発に失敗。メルセデスより1秒遅いマシンになってしまいました。これを立て直すのは今シーズン中には不可能。相手になりません。
レッドブルはリアが不安定な扱いづらい車で戦闘力不足。レーシングポイントより前でゴールするのがやっとというペース。例年はシーズン中盤のアップデートで持ち直しますが、今年は特殊なのでその望みは薄いと考えられます。フェルスタッペンの力を持ってしても良くて3位。
レーシングポイントは速いですがメルセデスほどではない。そもそも彼らは優勝を狙っておらず、あわよくば表彰台、できれば4位5位を目標とするでしょう。
マクラーレンも調子が良いですが、やはり優勝を狙えるマシンではなく、上位フィニッシュが目標。
そんな感じで今年は同士討ちでもしない限りメルセデスが「全勝」する可能性が非常に高いと思われます。
現状ではマクラーレンの16戦15勝が最高勝率かと思いますが、全勝という記録が見てみたい気はします。