F1そしてインディカーの話題はこれで持ち切りとなっています。
レッドブルはインディカードライバーのコルトン・ハータをアルファタウリに乗せたいと考えています。
ハータはスーパーライセンスポイントが足りないため、現時点ではF1に乗ることができないものの、FIAから特例でスーパーライセンスを発行してもらうためにレッドブルが動いている模様。
ハータはインディカーで7勝しており、実力は申し分ありません。アメリカのトップカテゴリであるインディカーで7勝はF2でランキング3位になるよりも難しいでしょう。
2020年には年間ランキング3位でしたが、インディカーの3位にはスーパーライセンスポイントが20ポイントしか与えられません。F2なら40ポイントです。
また、ハータは過去にマクラーレンでF1をテストしたこともあります。
レッドブル側の訴えとしては、スーパーライセンスポイントの対象となる2020年と2021年がCOVID-19の影響を受けており、発行条件の40ポイントは公平ではないというものです。
ハータがスーパーライセンスを獲得できると、ピエール・ガスリーはアルピーヌに移籍するとみられています。
ガスリーはレッドブルのシートが獲得できないことに苛立っており、今シーズンアルファタウリより明らかに速さがる母国フランスのチームであるアルピーヌに行くことを考えています。
F1大会運営としては、アメリカ人をグリッドにつかせたいという思惑もあります。
2023年はアメリカで3回もF1を開催するため、アメリカ人がいないという状況をなんとかしたいと考えています。
しかし、ローガン・サージェントは実力的には不透明すぎるため、即戦力、即活躍できるドライバーを欲しているのでしょう。
レッドブルとしてもハータの存在によりアメリカ市場に訴求できるのは大きいと思われます。アルファタウリに大口のスポンサーもつくでしょう。
なぜかハースがハータにスーパーライセンスを発行することに反対しているようです。
FIA側は「ルールを厳守する」と述べている状況です。
ハータがアルファタウリに乗ることになるとピンチなのが角田です。これまでは角田よりも遥かに経験のあるガスリーと比較されるだけで済みましたが、自分よりもF1の経験が浅いドライバーと比較されることになります。
角田は契約上、結果に関わらずF1のシートが確保されている状況ですが、レッドブル首脳陣からの評価は頗る低いです。カナダでのピットアウト直後クラッシュやベルギー予選でのブレーキロックなどミスが目立ち、今ではラティフィと並んで「セーフティカー出動要因」の一人となっています。
ヘルムート・マルコは、関係者と関係チーム全てが合意したと言っており、あとはFIAだけのようです。