ハンガロリンクのコースレイアウトはフェラーリに大きなアドバンテージを与えています。
今シーズンのフェラーリは中低速のコーナーでタイムを稼いでストレートで吐き出すという感じですが、ハンガロリンクはコーナーが多くストレートが短いため、フェラーリに最も適したサーキットだと言って良いでしょう。
ソフトタイヤでの1周では路面温度が高すぎるためタイヤのオーバーヒートでフェラーリとレッドブルの差は小さいですが、ロングランになるとフェラーリがラップあたり0.4秒近く速いペースで走ることができています。
土日は気温が下がり、雨の予報もあるため、コンディションが変わった時にフェラーリがどれだけ優位を維持できるかはわかりません。しかし、雨ならより多くのダウンフォースがある方が有利なので、ウェットでフェラーリが不利になることはないでしょう。
マクラーレンも他のサーキットよりチャンスがあります。少なくとも中段勢の争いには巻き込まれずに済みそうです。マクラーレンはアップデートを入れたことで以前より少しポーポシングが見られるようになっていますが、そのことはダウンフォースが増えているのを意味します。