2021年アブダビGPでセーフティカー中に周回遅れを選択して前に出したということが問題となりました。
ハミルトンとフェルスタッペンの間の5台だけがセーフティカーを追い越すことができ、ストロールやリカルドらは理由もなくそれが許可されませんでした。
これが問題視されたため、2022年のレギュレーションでは文言が変更されています。
2022年以降のレギュレーションでは、コースの状況が安全だと判断され、「lapped cars may now overtake」というメッセージが各車に送られた場合、周回遅れ「全車」がセーフティカーを追い越す必要があると明記されました。
これはすなわち、2021年アブダビGPのような運用は2022年以降はできなくなることを意味します。
昨年のアブダビでは上記のルールだけでなく、周回遅れを前に出した「次の周に」セーフティカーがピットに入るというレギュレーションも無視されていました。
レギュレーション変更はこれ以外に、ドライバーが表彰台やレース後インタビューでレーシングスーツを着用していなければならないというものが加えられています。
つまり、何かを抗議するためのTシャツを着ること等が禁じられました。
