アブダビGP予選。
レッドブルのスリップストリーム作戦も飛び出したフェルスタッペンがポール。
ハミルトンが2番手。
3番手がマクラーレンのノリスとなりました。
🏁 TOP TEN (END OF QUALIFYING) 🏁
— Formula 1 (@F1) 2021年12月11日
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Hamilton
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金曜フリー走行よりも前、水曜日にアブダビGPの予想を書きましたが、「最終戦の勢力図はレッドブルがメルセデスより速い」これが完全に的中した形に。
路面やタイヤコンパウンド、セクター3など、様々な要因によりレッドブルが速いサーキットだと上記記事で解説しましたが、ほぼその通りになっていました。
上記の記事で、メルセデスはオーバーヒートを抑えるためダウンフォースをつけることによるドラッグでセクター2のアドバンテージは大して無いだろうと予想した通り、トウが無いペレスでもハミルトンよりセクター2が0.1秒速かった。
唯一フェルスタッペンの想定外はQ2でした。
フェルスタッペンはQ2をミディアムで突破してミディアムタイヤスタートにするはずでしたが、2度目のアタック中にタイヤをロックアップ。これでフラットスポットを作ったため、ソフトタイヤでアタックし直し。
結局ペレスと共にソフトタイヤでのスタートとなりました。
ただし、昨日フリー走行後に書いたようにヤス・マリーナ・サーキットはソフトタイヤが役に立たないサーキットではなく、マネージメント次第ではソフト→ハードの1ストップも十分可能です。
このため、今回のトップ10ではメルセデス2台と角田の3人以外はソフトタイヤでスタートすることになっています。
フェルスタッペンとハミルトンで異なるソフトタイヤスタート。これによりスタートの蹴り出しはかなり良い事が予想され、第1スティントでトップ2の順位が入れ替わることはないでしょう。レッドブルは今回レスダウンフォースのウイングを選択しているのでストレートは全体の中でも速い方です。(フェルスタッペンが最速でペレスが2番目)
フェルスタッペンがソフトタイヤスタートでよほど引っ張らない限りは、ミディアムタイヤスタートのハミルトンにはアンダーカットの選択肢はありません。したがってハミルトンはハードタイヤのスティントを短くしてコース上で勝負しか戦略的な余地がないわけですが、レッドブルのロングランペースが良いですから、追いついたとしてもオーバーテイクは困難を極めることでしょう。
レースおける懸念は縁石です。どうやら赤白の縁石がアグレッシブだという話があり、ピレリはタイヤのパンクを懸念しています。
そして予選では角田が躍進。今季初めてガスリーを上回りました。ガスリーはQ2敗退。セクターベストだけならガスリーは角田と遜色ないタイムを出せているのでガスリーにソフトを履かせておけばQ3に行けたのかもしれません。
ちなみにガスリーに勝った角田ですが、予選後の無線ではブチ切れてました。Fワードを連発。「めちゃくちゃアンダーステアだった」みたいなことを言ってたようです。