例年はこの時期のアメリカGPと言えば、寒く、雨も振りやすいというイメージがありますが、今年に関しては最高気温が30度に達するなど非常に暑くなっています。
ガスリーが「これまでで最も厳しいアメリカGPのFP2」だと語っていますが、想定よりも高い路面温度でタイヤがオーバーヒートするという問題を多くのチームが抱えています。
タイヤを冷やすため、アタック後のチャージラップでは非常にゆっくりとしたスピードで走るドライバーが多く、予選Q1でのトラフィックは今回のかなり厄介になるでしょう。
この温度だと2ストップになる可能性がありそうです。
予選は土曜のセットアップ変更でオーバーヒートにどのくらい対処できるのかにかかってきそうですが、ペレスのペースを見る限りは金曜時点ではレッドブルがメルセデスより一歩リードしているように見えます。
ロングランを見ているとタイヤの摩耗だけでなくオーバーヒートにも苦労しているチームが多かったので、1周目をトップで終えられるのならクリーンエアーでかなり有利な展開に持ち込めるでしょう。スタート直後以外ではオーバーテイクがかなり難しくなるかもしれません。
マクラーレンやアストンマーチンの調子が良さそうで、トルコで速かったフェラーリはやや苦労していますがルクレールの話ではフェラーリは決勝向けのセットアップにしているとか。
Neck and neck in the title battle, and in FP2 😲 #USGP 🇺🇸 #F1 pic.twitter.com/wXuBD6kecG
— Formula 1 (@F1) 2021年10月22日