30度近い気温の中行われた2年ぶりのアメリカGP予選。
昨日のフリー走行時点で「レッドブルがメルセデスより一歩リードしている」と書きましたが、これが完全に的中し予選はフェルスタッペンがポールポジション、ハミルトンが2番手となりました。
フリー走行や予選Q1あたりまではペレスがフェルスタッペンに肉薄していましたが、最終的にはフェルスタッペンに軍配が上がったようです。
フェラーリは金曜から改善し、5番手6番手を確保。
自信がなかったのかサインツがソフトタイヤでQ2を突破。
フェラーリはレースペースがそこそこ良いので対マクラーレンではかなり有利になったか。
金曜時点で速かったマクラーレンも7番手8番手。リカルドがノリスを上回りました。
角田は前戦から連続のQ3進出。
しかし、またしてもソフトタイヤでQ2を突破。Q3ではガスリーに0.8秒の差をつけられ10番手。
サインツと角田以外はミディアムタイヤでQ2を突破しており、デグラデーションが大きいと予想される決勝レースでは少し厳しくなるでしょう。アロンソやベッテルがペナルティを受けるのは不幸中の幸いか。
決勝ですが、昨日書いたように今年はタイヤの温度管理が鍵になりそうなため、クリーンエアーで走れる先頭はかなり有利になるでしょう。2位以下は前の車と間隔を空ける必要に迫られそうです。ポールスタートのフェルスタッペンは優勝に半分手をかけたような状況にあります。COTAは1コーナーのアクシデントも多いため、巻き込まれ事故を回避する意味でも具合が良さそうです。
戦略的にはトルコのような特殊な状況になる事はまずあり得ず、アンダーカットが有効です。意外とコース上でも抜けるサーキットですが、タイヤのマネージメントはここ数戦の中でも最も難しくなるはずです。
ロシアでフェラーリがPUのアップデートをしてからやっと完全ドライの予選だったということでスピードトラップを載せておきます。
スピードトラップ
ジョヴィナッツィ 324.5 km/h
ハミルトン 323.3 km/h
リカルド 323.1 km/h
サインツ 322.5 km/h
ガスリー 322.0 km/h
ラッセル 321.1 km/h
ベッテル 319.0 km/h
シューマッハ 318.8 km/h
ペレス 318.4 km/h