F1イタリアGP決勝でフェルスタッペンがハミルトンの車に乗り上げて両者リタイアとなりましたが、フェルスタッペンに3グリッドペナルティが下されました。
BREAKING: Max Verstappen has been handed a 3-place grid penalty at the #RussianGP for causing a collision in Sunday's race at Monza #ItalianGP 🇮🇹 #F1 pic.twitter.com/A3aCvYd7hg
— Formula 1 (@F1) 2021年9月12日
FIAの裁定ですが、簡単に説明すると...
ハミルトンはピットアウトした後、50m看板の時点ではフェルスタッペンより明らかに前にいた。
フェルスタッペンは1コーナーへの進入を始めた時点でもハミルトンより後ろにいた。
ハミルトンはフェルスタッペンとの接触を回避するため通常よりも右側にステアリングを切った。
フェルスタッペンが自分のスペースの権利を主張するにはハミルトンと完全に並んだタイミングが遅すぎた。
フェルスタッペンは接触を回避するために、引くかコーナーをカットする事ができた。
よって事故の責任はフェルスタッペンにある。
こんな感じです。
順を追って見ていくと・・・
1コーナー手前ではハミルトンが前にいる
1コーナー進入開始時にはハミルトンは前にいる
フェルスタッペンがハミルトンの外側(縁石側)に入ろうとする。まだフェルスタッペンはハミルトンより後ろにいる。この段階でハミルトンが通常のラインを取ると接触する。
フェルスタッペンはソーセージ縁石にヒットする。そしてクラッシュ。
要するに、フェルスタッペン側が「1台分のスペースを残していない」と主張するには、並んだタイミングが遅すぎる、1コーナー進入段階ではハミルトンより明らかに後ろにいたのでフェルスタッペンは接触を回避できた、ということになります。