2021 F1ハンガリーGP予選
まずは角田がQ1ノックアウト。グリップが全くないと言っていましたが、FP1でのクラッシュが予選にまで響いたということでしょう。
しかしガスリーは5番手ですから片方がQ1落ちというのはチームとしては失望しかない。
特に、ハンガロリンクはオーバーテイクがしづらいので後方からのスタートはかなり厳しい。中段でクラッシュが起こるなどすればチャンスはありそうですが・・・。
サインツが近くにいるのでサインツとのバトルというのは面白そうです。
そして予選はメルセデスがポルトガルGP以来となるフロントロー独占。
ハミルトンがポールポジションを獲得。
メルセデス勢はQ3のアタック1回目でワンツー体制に持ち込み、2回目のアタックの際にレッドブルの2台が一番後ろだったことを巧みに利用。
レッドブルの2人に抜かれない程度のスローペースでアウトラップを走り、まずはペレスが2回目に間に合わず。
そしてフェルスタッペンは遅いアウトラップに付き合わされることでタイヤのウォームアップが不十分でセクター1でタイムが出ず。
この戦略により、ハミルトンとボッタスがフロントローを占めることに成功。
フジテレビの解説陣も言っていましたが、レッドブルは後手後手に回っていました。そもそも事前に最速タイムを出してないとこの戦術はできないですからね。
Out come the two title rivals
— Formula 1 (@F1) 2021年7月31日
Hamilton is exiting the pits very slowly#HungarianGP 🇭🇺 #F1 pic.twitter.com/CT1TFK1YPv
さらに、フェルスタッペンはQ2でソフトタイヤを履いてタイムを出してしまい、ソフトタイヤスタートが確定。
ハンガロリンクはスタートでごちゃごちゃとして順位変動が結構あったりするのでソフトタイヤで前に出るということは考えられる話ですが、2ストップをしなければならない可能性は当然出てきます。
ペレスもソフトタイヤスタートです。
日曜はかなり暑くなるようなのでミディアムスタートでも1ストップは厳しいかもしれません。
ピットストップのタイミングを巡る駆け引きが決勝で見られそうな予感がします。
メルセデスが駆け引きでフロントローを取った事より、フェルスタッペンがソフトスタートになった事の方が日曜のレースにはインパクトは大きいでしょう。
メルセデス陣営が上手くレッドブルを出し抜いた。なかなか面白い予選となりました。ヘルムート・マルコはめちゃくちゃ怒ってるでしょうねw
予選ではサインツが最終コーナーでクラッシュ。フェラーリとしては手痛い。
FP3でクラッシュしたミック・シューマッハは予選に出走できず。