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— Formula 1 (@F1) 2021年3月12日
バーレーン・インターナショナル・サーキットでプレシーズンテストの初日。
午後は砂嵐で路面が非常にダーティになってしまい、風も強く、データとしてはそこまで参考にはなりませんが、感想だけいくつか書いておきます。
まず、マクラーレンが非常に良さそうです。
フェルスタッペン対比で+0.2s。同じC3コンパウンドでのタイムでした。
マクラーレンはテスト序盤から安定して速いタイムを出している印象で、無理もしていない。
ストレートスピードはトップクラスで、メルセデスPUの恩恵が大きいと思われます。
そして満を持して登場の角田裕毅。
砂で汚れた路面を走ることになったものの、事前に何度か古い車テストをしたこともあり、安心して見ていられる走りをしていたように思えます。
しかし、37周したところでその後走行できておらず、何かしらのトラブルが起きた可能性があります。(燃料システムのトラブル)
角田自身については、C4タイヤでガスリーから0.5秒落ちなのでF1マシンをドライブすることは全く問題ないように見えます。
アルファタウリはストレートスピードが速かったです。
メルセデスはギアシフトに異常があり、午前中はギアボックスの交換に時間を費やしました。
初日のタイム的には中段に沈んでいるハミルトンですが、そもそもタイムを出しに行っていない状況でルクレールのタイムをすぐに超えていたので、やはりW12も速いんだろうなという印象。
2コーナーや10コーナーで結構苦労しているように見えましたが、他の車もナーバスな動きをしていたので例外ではないということでしょう。
初日は路面の砂の影響があるので2日目を見てみないとなんとも言えません。
ただし、初日のメルセデスの苦労は見かけほど酷くはないのかなとも思いますね。テストでのトラブルは珍しいですが。
レッドブルは2020年のプレシーズンテストよりはマシに思えます。
フェルスタッペンがスピンした事が若干気になりますが、13コーナーで安定していたので酷いというほどではないのでしょう。
ドラッグも改善されていると思われます。あとはPUの信頼性次第でしょうか?
本気で攻めた時に安定した挙動を維持できるのかどうかが2日目、3日目の見どころです。
ペレスが乗ったら色々見えてきそうです。
フェラーリのPUは改善されたと思います。
しかし、マクラーレンと勝負できるかどうか怪しいかもしれません。
いずれにせよ勢力図を測るには、2日目・3日目に路面が砂で酷く汚れないことを祈るしかないですね。
後ろから来た車に道を譲る→レコードラインから外れて大量の砂を拾う→走行に影響という悪循環に陥ります。
砂まみれの路面では車の抱える本当の問題も見えてこないですから。
ついにメルセデスのフロアが露わになりました。