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コース・トラック・サーキットの違い(自動車レース用語)

コースとトラックとサーキットの違い。

 

コース

コース(course)は進路航路という意味の単語です。

レース場の事をコースとは呼びません。

「レース場の中にコースがある」という考え方です。

 

例えばインディアナポリスモータースピードウェイには、オーバルコースとロードコースがあります。

 

 

トラック

トラック(track)は、レーストラックとも言います。

トラックは「競走場」のことです。

「軌道」や「走路」という意味もあります。

 

例えば陸上競技で、マラソンのように町の中を走る時にその道のことをトラックと呼ぶことはほとんどありません。

しかし、競技場の中で競走をする長距離走等ではトラックと呼んでいます。

 

自動車レース以外でもトラックという言葉は使えます。

 

競走場の一般的な呼び方が「トラック(レーストラック)」ということになります。

ヨーロッパのレース関係者は「トラック」という単語をよく使う印象があります。

 

 

 

サーキット

サーキット(circuit)は「周回路」のことですが、基本的に自動車レース場を指します。

 

サーキットは自動車レースにのみ使われます。陸上競技のコースを「サーキット」と呼ぶことは滅多にありません。

語源が「円」という意味の「circus」から来ています。

電子機器の回路もサーキットと呼ばれます。

 

おそらく自動車レースでは最も馴染みのある単語で、日本でも鈴鹿サーキット岡山国際サーキット等があります。

 

コースが常設かどうかは関係ありません。モナコ公道コースやマリーナベイの公道コースもサーキットと呼ばれています。

 

 

その他の呼び方

自動車レース場の呼び方は他にもあります。

 

アメリカでよく使われているのが「スピードウェイ」や「レースウェイ」です。

アメリカではサーキットの名前に「◯◯サーキット」とつける事は多くありません。

伝統的なサーキットはほとんど「◯◯レースウェイ」「◯◯スピードウェイ」と呼ばれています。

 

日本でも富士スピードウェイがあります。

 

また、イタリアで自動車レース場のことを「autodromo(アウトドロモ)」と呼びます。

 

ドイツではサーキットの名称には「◯◯リンク」とつけることが多いです。

 

一方、フランスでは「Circuit」が使われていますが、発音は「シルキュイ」です。

国際自動車連盟FIAはフランスに本部があり、以前は国際レースにおいてフランスが中心的な役割を果たしていました。

そのこともあってか、自動車レース場を「サーキット」と呼ぶのが定着しているのかもしれません。

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