セクター1だけで0.3秒も離されてるんですよねフェラーリ。
トラクション、コーナリング、ブレーキング、ストレートスピード、回頭性、全てにおいてメルセデスがフェラーリを上回っている印象です。
もちろん昨年もメルセデスはここで非常に速く、他のチームは太刀打ちできませんでしたが、昨年よりも潜在的に差が大きい気がします。
これでまだメルセデスは修正すべき点があると言ってるわけですのでスペインでさらに速くなる。
フェラーリはセクター1でパワーで劣るレッドブルと同等ですから、かなり重症です。
今回フェラーリがメルセデスに大きく遅れを取った箇所は、3~4コーナー、6コーナーからの立ち上がり、9コーナー手前のブレーキングです。
メルセデスの方が奥まで突っ込んでブレーキングできている感じでしたし、立ち上がりのトラクションも良い。
レッドブルは馬力の面でもコーナリングの面でも全くメルセデスに及ばない感じです。
おそらくメルセデスとホンダの間には予選モード時に40馬力くらいの差があるのではないかと思われます。
例年ですと、レッドブルはコーナリングは速いけど・・・みたいな感じでしたが、今年はメルセデスの方がコーナリングは上です。
レッドブルは開幕前から「表彰台取れれば上出来」くらいな感じで話していますから、そのレッドブルに間に割って入られたフェラーリがいかにまずい状況かわかるはずです。フェラーリは今年もワールドチャンピオン狙ってるわけですから・・・
オーストラリアやカナダ、バクー、ロシア、シンガポールといったストップ&ゴーではまずメルセデスが圧倒的に速いとみていいでしょう。
今年はタイヤの心配もない。
昨年序盤でメルセデスが苦しんだのはタイヤでしたが、おそらくその心配は不要だと予想されます。
もし、中国でフェラーリが0.5秒以上メルセデスから遅れたら、今シーズン、メルセデスの15勝は確実だといっても過言ではありません。
レースペースではさすがに予選ほどの差はでないにしろ、じわじわと離されていくのではないかという気がしています。