2018年の4輪モータースポーツの注目ポイントを紹介!
F1
今年から「ハロ」という頭部保護装置が付くことになったF1。
メルセデスのトト・ウルフ曰く「チェンソーで切り落としたい」とのこと。
今年もハミルトンとメルセデスが圧倒するのか、それともレッドブルやフェラーリが一矢報いるのか。まずはそこが注目です。
同じパワーユニットを使っているレッドブルやルノーと比較することができるので、彼らの真の実力が見えてくるでしょう。
復活なるかマクラーレン。
そして今年はフランスGPが復活です。ドイツGPも復帰。全21戦のスケジュールです。
天才と名高いルーキーのシャルル・ルクレールにも注目です。もちろん作年まで日本で走っていたピエール・ガスリーと、WECから来たハートレーの2人も。
まずは開幕戦で勢力図が見えてくるでしょう。
Formula 2
F2ですが日本人の福住仁嶺選手や牧野任祐選手が出場します。
F1への道としては一番近いF2ですから、ここで成績を収めたいところです。
残念ながら松下信治選手はF2のシートを失いましたので、福住選手・牧野選手の2人にスーパーライセンス獲得がかかっています。
今年からレギュレーションも変わりましたから、どうなるのか注目です。
外国人ドライバーではマクラーレンの秘蔵っ子のランド・ノリスが注目株。
2017年のユーロF3チャンピオン。マクラーレンが彼を使うのかはF2での成績にかかってきそうです。
インディカー
今年からエアロキットが統一され、より公平性が重視されるように。
今シーズンはチームを古巣のレイホールレターマンラニガンレーシングに移籍。
アンドレッティはオールアメリカ人体制にするようです。
新しいエアロは、オーバーテイクしやすくするためダウンフォースが削られています。
インディカーも2018年は新しい時代の始まりを予感させます。
各チームが新しいエアロキットにどうやって合わせ込むのかというのが難しいところです。
WEC
世界耐久選手権は節目の年。
果たしてそんな状況でトヨタは勝って嬉しいのかという疑問。
そんな中、フェルナンド・アロンソがまさかのトヨタからエントリー。
アロンソが参戦するということでWECへの注目もまた高まりそうです。
LMP1へのエントリーも、トヨタ以外に、リベリオン、バイコレス、TRSM、ドラゴンスピード、SMPレーシングといった顔ぶれに。
ある意味トヨタは絶対に負けられない。唯一のワークスチームですからね。
莫大な予算のあるトヨタが、小規模なチームに負けるわけにはいきませんね。
ドライバーもこれまでLMP2を走っていたドライバーがLMP1にやってきたりもするので面白くなりそうです。
また、今シーズンは2019年のル・マン24時間レースまで続きます。1シーズンにル・マンが2回あります。
SUPER GT
2018年のスーパーGTですが、注目はなんといってもジェンソン・バトンでしょう。
フォーミュラでずっと走ってきたバトンがGTカーをドライブする。
チームメイトは山本尚貴。
また、小林可夢偉も参戦し、チームメイトはヘイキ・コバライネンに。
ローゼンクビストもGT500に参戦。
GT500はかなり各チームの顔ぶれが変わります。
GT300にはNSX GT3がエントリーするようなので注目されます。
作年はWTCCに参加していた道上龍選手もSUPER GTに戻ってきました。
GT500では今年もLC500がぶっちぎるのか、それとも日産やホンダが食らいつけるのか。
いずれにせよ面白くなるでしょう。
鈴鹿10時間耐久レース
SUPER GTではありませんが、夏には鈴鹿10時間耐久レースも開催。
作年まで鈴鹿1000kmとして行われていました。
アウディワークスチームやマンタイレーシング、ストラッカレーシングといった名門も参戦。
スーパーフォーミュラ
スーパーフォーミュラですが、2017年のF2でランキング3位だったオリバー・ローランドが参戦。
ウィリアムズの育成ドライバーの彼ですが、年齢的にはF1はもう遅いかもしれません。
スーパーフォーミュラでガスリーやバンドーンのような成績を収められるのか注目です。
また、同じく作年までF2で戦っていた松下信治選手がスーパーフォーミュラに参戦。
その他の注目ポイントは2スペックタイヤ制です。
ソフトとミディアムが導入されるため、タイヤストラテジーやタイヤマネージメントが重要になってきます。
残念ながらアンドレ・ロッテラーやフェリックス・ローゼンクビストは参戦しません。
もしかしたらパスカル・ウェーレインがエントリーするのではないかと噂されていましたが、どうやらDTMに参戦する事になり、F1のリザーブ&テストドライバーもやる関係でスケジュールが厳しくスーパーフォーミュラを断念したとのこと。