セクター2の計測地点比較
チーム | ドライバー | パワーユニット | S2計測地点速度 |
---|---|---|---|
フェラーリ | ライコネン | フェラーリ | 290.1 km/h |
メルセデス | ハミルトン | メルセデス | 286.8 km/h |
ザウバー | ルクレール | フェラーリ | 286.3 km/h |
フォース・インディア | オコン | メルセデス | 286.2 km/h |
ルノー | サインツ | ルノー | 286.0 km/h |
ハース | グロージャン | フェラーリ | 285.5 km/h |
ウィリアムズ | ストロール | メルセデス | 284.6 km/h |
レッドブル | フェルスタッペン | ルノー | 284.1 km/h |
マクラーレン | アロンソ | ルノー | 281.2 km/h |
トロロッソ | ハートレー | ホンダ | 280.1 km/h |
頭打ちするロングストレートのスピードトラップではなく、中間加速がわかるセクター2の計測地点で比較です。
はっきりとパワーユニットの差が出ています。
これを見るとフェラーリもメルセデスもかなり近いところにあると言えます。
フェラーリが飛び抜けて速い印象ですが、予選のタイムではメルセデスが上だったということで、メルセデスは高速コーナーで稼いでいたのではないかと思われます。
これを見ると明らかにホンダのPUを使うトロロッソが遅いです。
レッドブルとの差でも4km/h、ルノーワークスとの差は6km/hありますし、ドラッグが大きいマクラーレンすら1km/h速い。
先日、レッドブルがホンダを来季使うことに関して、時期が早すぎるという記事を書きました。
この馬力の差がまさにその理由です。ホンダPUはまだ他のメーカーより明らかに劣っている。
レッドブル首脳陣も「やばい・・・ルノーのままで良かったかも」と落胆しているかもしれませんね。
ちなみに他の計測地点でもトロロッソは軒並み下位です。
各チームがアップデートを入れた事で、ホンダとの差は広がったと言えるでしょう。
レッドブルもだいたいどこの計測地点でも下の方ですから、パワーの差でメルセデスに差をつけられてしまったのでしょうね。
これだけストレートがたくさんあるサーキットでは、フェラーリやメルセデスのPUを搭載したチームが有利になると予想されます。
スピードトラップで比較しない理由
スピードトラップはストレートが長い上に、DRSを使っています。
そのため、いくつかのチームは最高速に達してから頭打ちして伸びなくなり、どこのチームも似たような数字になりがちだからです。
一方で、中間加速がわかるセクター2の計測地点では、よりはっきりとした差が出るというわけです。
あまりにもコーナーの脱出地点から近いと、トラクションの差の方が大きく出たりするので、程よい場所があります。