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Better Gear

F1、WEC、インディ、などモータースポーツの話

2017年のマクラーレン・ホンダは遅いどころか走れるかわからないほど危機的状況か

F1

ホンダの欠陥パワーユニットのせいで、マクラーレンが開幕戦絶望的なことになりそうです。

 

マクラーレンのザック・ブラウンがインタビューで「開幕戦のメルボルンは厳しいスタートになる」と答えました。

後ろの方からスタートする、つまり速さもないということを認めています。

 

テストよりももっと苦しいことになりそうとも話しています。

 

www.skysports.com

 

マクラーレンのエリック・ブーリエも「完走できるかわからない」 と話しています。


 

ただし、ホンダと手を切ることはないと言ってます。まあ契約してるわけだから下手なことは言えないですね。

 

プレシーズンテストでは、連続周回がまるでできないという悲惨な状況。

10周くらいが限界。

レースでは50周60周もしなければならないのに、マクラーレン・ホンダは10周しかできないんです。それ以上走ると壊れる。

 

フェラーリメルセデスは余裕で50周60周連続で走れますね。

 

プレシーズンテストの8日間、毎日トラブルに見舞われ、まともに周回できず。

 

おそらく今年の開幕戦では、フリー走行や予選、そして決勝でマクラーレンのマシンは止まるでしょう。

走れたとしても、とてもじゃないが中段チームと戦えるとは思えません。

 

 

2016年は走れてたのになんで?

と思ってる人も多いのではないでしょうか?

 

F1は2017年からパワーユニット(エンジン)の開発凍結がなくなりました。

これにより、どのメーカーもほぼ自由にパワーユニットを改良可能になりました。

昨年までは決められた範囲内でしか改良できませんでした。

 

ホンダの昨年までのレイアウトはコンパクトだけど、信頼性を維持するために性能の限界が低いという欠点がありました。

ホンダは昨年よりパワーが出るようにし、重心も下げるために、2017年にパワーユニットのレイアウトを大幅に変更しました。

新しいホンダPUのレイアウトはメルセデスのものを真似たと言われています。

つまり、メルセデス方式のパワーユニットを作ったわけですが、ベンチテストで目標に達成しなかった上に問題も発生。

 

メルセデスを真似たら技術がなくて失敗した

 

さらに問題も解決できないままプレシーズンテストにのぞみ、パワーユニットが欠陥を抱えているということが露呈したわけです。

プレシーズンテストではエンジンからの振動で他の部品が壊れたりセンサーに異常が出るということが起こっていたようです。これは2016年のホンダにはなかったことです。

 

一方で、メルセデスフェラーリは順当にこれまでのレギュレーションでは改良できなかった部分を進化させ、昨年よりもさらにパワーのあるエンジンを作ることに成功しました。

ルノーも信頼性はまだ不足しているものの、馬力は昨年より格段に良くなっています。

 

 

もう言い訳はできないホンダ

2015年は参戦初年度でなおかつ研究期間が他より短かったから駄目だったという言い訳ができました。

2016年は開発凍結されてるからこれが限界という言い訳ができました。

 

しかし2017年はもう開発凍結がないわけです。しかも3年目。

2016年中に新しいレイアウトを研究する時間もあった。

 

2017年からは完全に「パワーユニットの性能が悪い=技術がない」となり、言い訳もできなくなります。 

 

唯一の救いはシーズン中の改善

今年は1シーズンで使えるパワーユニットは4基と決まっています。

5基目を使うとペナルティが課せられます。

しかし、昨年と違ってトークン制度が廃止されたので、ペナルティ承知でシーズン中にどんどん新しいスペックのパワーユニットを投入することもできるのです。

もしホンダが今後パワーユニットを改善できるのであれば、今抱えている問題はシーズンのどこかで直すことができるかもしれません。

ただ、問題が直ったとして、果たして馬力が出るのかどうかは未知数です。

 

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