完全なウェットコンディションとなったベルギーGP予選。
ジョージ・ラッセルが2番手タイムでフロントロースタートを獲得するという大金星を上げました。
Q1~Q2でかなり速く、ポールの可能性もありそうだったノリスはQ3でクラッシュ。
Q3の序盤は雨で路面に水がたまり、アクアプレーニングが起こる危険な状況。
ベッテルは赤旗だと訴え、ラッセルも実は赤旗にしろと無線で訴えていましたが、続行したためノリスが餌食になってしまいました。
WHAT. A. PERFORMANCE! @GeorgeRussell63 💪#BelgianGP 🇧🇪 #F1 pic.twitter.com/QdZ84duoK2
— Formula 1 (@F1) 2021年8月28日
ラッセルはQ2突破の時点ですでに称賛される結果ですが、Q3では神がかり的なコントロールでフェルスタッペンからわずか0.3秒差の2番手タイム。
ラッセルのセクター1はハミルトンより0.5秒も速かったです。
にも関わらずセクター2のタイムも驚異的で、ペレスよりもセクター2だけで0.8秒速いという凄まじい走りをしました。
ラティフィも12番手にいることを考えると、ウィリアムズのセットアップの方向性がウェットコンディションにピッタリとはまったかもしれません。
ラッセルはQ3の序盤、ノリスがクラッシュする前にケメルストレートでアクアプレーニングが起こり、挙動を乱すも見事にコントロールしてスピンを免れています。
リカルドはチームメイトの無念を晴らす4番手タイム。昨年も予選4番手だった男がまたしても上位スタート。
セクター最速はそれぞれ
セクター1:ラッセル 33.348
セクター2:フェルスタッペン 54.747
セクター3:ハミルトン 31.331
一方その頃角田は・・・Q1ノックアウトでスパの雨の洗礼を受けました。17番手。
日曜も雨予報。雨なら波乱は避けられません。
メルセデス陣営のドライバーであるラッセル。来季メルセデスのシートを獲得したいのであれば、レースでハミルトンを必要以上にブロックすることはできない。
そのあたりも見どころになりそうです。
シルバーストーンやハンガリーよりはオーバーテイクが可能なサーキットですが、ウェットだとオーバーテイクはかなり難しくなります。ウェットならフェルスタッペンが何事もなく勝つでしょう。中段以下は混沌とすると思いますが。
そしてウェットだった場合、タイヤ交換のタイミングが順位に大きく影響するレースになるはずです。