ページが表示できません

正規のアクセスではないかJavascriptが無効になっている可能性があります
ブラウザの設定でJavascriptを有効化してください



ベッテルのチームラジオ in 鈴鹿 日本GP 2016

2016年のF1日本グランプリベッテルのチームラジオが面白かったのでメモっておきます。

 

トラフィックにつかまってタイムを失ったベッテル

鈴鹿について知っておくことがあるとすれば、抜くのが難しいサーキットで、他の車の真後ろについていくのも大変だってことだ!

つまり、ブルーフラッグ振ってくれ!馬鹿げてる!」

と言ってましたね。

この言い方がめちゃくちゃ良かったんです。

 

F1公式に「ブルーフラッグのオーディオブック」だと喩えられてました。

 

Ridiculousって言葉を本当によく使いますねw

Fワードじゃないだけマシだと思ってたらFワードも使ってた・・・

 

鈴鹿のようなサーキットだと、タービュランスの影響をもろに受けてダウンフォース失いますから、周回遅れのマシンの後ろを走るのは本当に嫌でしょうね。

今年は何回もベッテルが怒ってました

 

ベッテルはもうすっかりイタリア語覚えたようで、インタビューのときにフェラーリにかつて在籍したマッサとイタリア語で会話してました。

マクラーレン・ホンダが2016年の鈴鹿で遅かった理由

2016年の日本GPも幕を閉じました。

ホンダにとって母国GPだったわけですが、アロンソが16位、バトン18位と、 昨年よりも悪い散々な結果でした。

 

「ここ最近はフォース・インディアと互角に勝負できてたのにどうした?」と思った人も多いのではないでしょうか。

 

16年鈴鹿マクラーレン・ホンダが遅かった理由

  • マクラーレン鈴鹿に持ち込んだセットアップが外れた
  • 鈴鹿はエンジンパワーがタイムに直結するサーキット
  • 他のメーカーに比べてホンダのパワーユニットは馬力やデプロイで大きく劣っている
  • フリー走行で適切なセットアップを見つけられなかった
  • 下位チームをオーバーテイクできずタイムを失った

上記のような理由により、コーナーの立ち上がりでスロットルを開けた時にふらつき、踏み込めず、加速が悪く、その上エンジンパワーもないのでますます遅くなる。

そしてセットアップが決まっておらずコーナリングスピードも出ない、全てがうまくいかなかったのが2016年の鈴鹿だったと言えるでしょう。

 

逆に、セットアップがうまく決まったため、パワーもそれなりにあるフェラーリPUを積んだハースチームが予選で上位に来たというわけです。

  

これまではストレートでの遅さをコーナーでなんとか挽回できていたマクラーレン・ホンダですが、シルバーストーン鈴鹿というのはパワーもダウンフォースも必要で、どちらか片方だけ良くてもタイムは出ません。

とにかくパワーが必要というようなイタリアやバクー、カナダといったサーキットでは今シーズンも当然ながら良い成績を残せていません。

 

鈴鹿ではなんと、メルセデス130R手前で315km/h出ているのに対して、マクラーレン・ホンダはわずか304km/h。最遅。ルノーですら310km/h出ている。いかにパワーユニットがハンディキャップになっているのかがわかります。

そこに加えてセットアップがうまくいかなかったわけですからザウバーにすら負けますね。

 

ホームストレートや西ストレートや200Rで当然パワーがないのでタイムロス、さらにセットアップがうまくいかなかったこともありS字やデグナー、ヘアピンあたりでもあまり良いタイムがでない。

車の動きを見れば一目瞭然で、マクラーレンはヘアピンやスプーンの立ち上がりで物凄く慎重にスロットルを開けていたのがわかります。

また、S字での動きもキレがなくて慎重にならざるをえないという感じが伝わってきます。

 

また、鈴鹿サーキットはエネルギー回生にも厳しいサーキットです。2015年はデプロイが途中で切れてました。

序盤のレースペースは上位チームが38秒台前半、中段勢が39秒台前半、マクラーレンは?なんと40秒台。

 

レースの大きな敗因は「下位チームを抜けずタイムを失ったこと」

今年の日本GPでマクラーレンは全体的に苦しんでいましたが、レースにおいて一番の痛手になったのはトラフィックです。

ザウバーやマノーに引っかかり、ずるずるとタイムを失っていったわけです。

ベッテルも言っていましたが、鈴鹿オーバーテイクが難しく、他の車の後ろにいるとダウンフォースを失ってタイムが落ちる上に、タイヤまで痛めてしまうのです。

マクラーレンのマシンはストレートが遅いですから、オーバーテイクしたくてもなかなかできない。ただでさえオーバーテイクが難しい鈴鹿です。今回は立ち上がりにマシンがふらつくトラクションの悪さもありました。

 

下位チームをオーバーテイクできない→タイムを失う→タイヤを痛める

つまり最悪のレース運びとなってしまったわけです。

 

散々な結果になった理由はここにあります。

 

鈴鹿はパワーもダウンフォースも両方良くないとタイムが出ない、それだけ車とエンジンの性能やバランスが問われるサーキットです。

鈴鹿という素晴らしいサーキットが、アップデートだけでは解決しきれない車の純粋な限界やマクラーレン・ホンダの欠点を露わにしたと言えるでしょう。

 

bettergear.hatenadiary.jp

2016年 F1 日本GP メルセデスがチャンピオンシップ獲得。ここでもフェルスタッペンが魅せた

メルセデスおめでとう。

今年も強かった。いや・・・強すぎだった。

 

ロズベルグが優勝しました。

後ろのペースを見ながらタイヤを守る走りで完勝です。

 

ハミルトンはスタートでミスって後ろに下がったものの、レッドブルフェラーリより1周1秒近く速いペースで追い上げて3位までカムバック。

 

追い上げるハミルトンに立ちはだかったのがフェルスタッペンでした。

鈴鹿オーバーテイクしづらいですが、ハミルトンはタイヤも新しいし1周1秒近く速い。

それでも、レッドブルのトラクションの良さと、ルノーPUのレースでのドライバビリティの良さ、なによりフェルスタッペンのしぶとい走りで抑えきりました。

 

 

今日のレース、フェルスタッペンはスタートと最後数周本当にみせてくれました。

 

そしてホンダにとって母国GPだった今回ですが、なんと16位&18位。

ストレートが遅くてオーバーテイクできずひっかかる。

今週末ずっと苦しんでいましたが、トラクションが悪く立ち上がりが悪い悪い。ふらつきまくってました。

S字も遅いし、全部悪かった。

ザウバーにすら勝てない恥ずかしいレースをしたマクラーレン・ホンダ

ストレートスピードが他より10キロ以上遅い言い訳をどうぞ。

 

なんというか、マクラーレン・ホンダにとって車とパワーユニットの両方が悪いのがバレてしまった日本GPでしたね。

鈴鹿シルバーストーンのように、パワーも空力もメカニカルグリップも全て必要なサーキットで遅いわけですから、マクラーレン側もホンダ側も言い訳できないですね。

 

 

逆に素晴らしかったのはフォース・インディアでしょうか。

ウィリアムズに2台とも勝利。

フォース・インディアはストレートだけのように思われがちですが、高速コーナーでもしっかり速いんですよね。

タイムにもそれがあらわれてました。

しかしフェラーリと勝負できるほどではなかった。とはいえ、ライコネンになかなかオーバーテイクさせなかったのはさすがのストレートスピードだと思います。

 

サプライズだったハースですが、惜しい11番手。

1ストップのウィリアムズ2台を抜けなかったようです。

タイヤがボロボロでもメルセデスPUのウィリアムズ2台を相手にするのはハースには荷が重かったですかね。

ここはウィリアムズのストラテジーが上回りました。

小松さんとしては1ポイントでも取りたかっただろうなあ

 

2016年の日本GP、メルセデスレッドブルフェラーリはレースペースが他より1秒速かった。その中でもメルセデスはさらに0.5秒以上速かった。

 

もう一つのサプライズはルノーでしょう。

トロロッソマクラーレンを破って12位、14位。

この鈴鹿ルノーがこの位置につけているというのはパワーユニットの進歩があったからだと言えるでしょうね。

だからこそレッドブルのフェルスタッペンはハミルトンを抑え込めた。

 

 

さて・・・残りわずか4戦。アメリカ、メキシコ、ブラジル、アブダビ

ロズベルグが圧倒的有利の33ポイントリード。

ハミルトン為す術もなしだが奇跡は起きるのか?

さすがに今年はロズベルグだろう・・・

An arrow can only be shot by pulling it backwards