2017年のF1シーズンもあと1ヶ月で終わりです。
ホンダはシーズン開幕前に開発に失敗して最悪の状況に陥りました。
まともに走れない、走っても遅い。
マクラーレンは完全にホンダを見限り、ルノーに切り替える決断をしました。
このマクラーレンの決断は大正解だったと言えるでしょう。
ホンダはシーズン終盤になっても圧倒的にエンジンパワーがなく、信頼性もボロボロな状況です。
アメリカGP予選のスピードトラップが以下の通りです。
メルセデス 330.8 km/h
フォース・インディア 330.7 km/h
ウィリアムズ 326.1 km/h
フェラーリ 325.9 km/h
ハース 324.4 km/h
レッドブル 322.8 km/h
ザウバー 322.5 km/h
ルノー 320.9 km/h
トロロッソ 319.8 km/h
マクラーレン・ホンダ 310.7 km/h
シーズン終盤になっても10キロも遅いのがホンダです。
メルセデス対比で20キロ遅い。
もはやお笑いのレベルです。同じカテゴリでレースしているとは思えない速度差。
マクラーレンはどんなにセクター1やセクター3で稼いでも、セクター2だけで大幅に遅れます。
アメリカGPではバンドーンのMGU-Hにトラブル。パワーユニットを交換。
決勝ではアロンソにトラブルでリタイア。
ドライバーもこんなエンジンではフラストレーションにしかならない。
アロンソに至っては3年間もホンダに苦しめられた。
モナコ、シンガポールやハンガリーのようにストレートが短いサーキットでないと勝負にならない。
ホンダは今シーズンはルノーにすら全く追いつけなかった。
ホンダはもう日本ではどうにもならないと思ったようでイギリスで求人をしているとか。
「ホンダエンジンではF1で勝てない」というアロンソの言葉を象徴するような17年シーズンになりました。
ルノーは来年「魔法のエンジンモード」を導入するようで、さらに差が広まると予想されます。