ホンダはパワーユニットのアップデートを2017年の6月頃までに導入すると以前に発言していましたが、これが間に合わなかったことが判明しました。
そしてこのことにマクラーレン側も「そろそろ限界だ」として苛立ちをつのらせています。
現在のホンダのパワーユニットは、2016年よりも劣る馬力のなさで、マクラーレン・ホンダは全車の中で総合的に最も遅い車になっています。
今後、カナダ、バクー、シルバーストーンと高速サーキットが続くため、パワーは必要不可欠なものになります。
しかしホンダはパワーユニットのアップデート開発にまたしても失敗し、導入を見送ることになりました。
したがって、上記の3つのグランプリでは間違いなく下位に沈むことでしょう。
大雨でも降らない限りポイントは絶対に取れないはずです。
さすがにこれにはマクラーレンも怒り心頭なようで、アロンソの残留もかなり厳しくなってきたはずです。
マクラーレンも来年違うメーカーのエンジンを搭載する可能性もさらに高まりました
アロンソ、今年の残りはインディカーにでも参戦したらどうでしょうか?シーズン途中ですけど、そのほうが楽しめるのでは?
アロンソは記者会見で「9月になっても競争力がなければマクラーレンを去る」と発言しました。
これは実質的には今年でマクラーレンを去ると言う発言と捉えても良いでしょう。
「F1に魔法はない」という言葉が示す通りです。急に速くなる事はF1にはありません。シーズン通して徐々に速くなるのですが、同時に他のチームも改善されていきますので。
もし来年メルセデスエンジン or ルノーエンジンをマクラーレンが使うとなれば、アロンソは残るかもしれません。
既にルノーもハースも14ポイント取っていますので、マクラーレン・ホンダの2017年はおそらくランキング9位か最下位に留まりそうな予感です。
本当に「GP2エンジン」と言われてもおかしくない馬力のなさ。
しかも開幕から3ヶ月経ってもまだ解決できない数々の問題。
信頼性の低さ。
いくらマクラーレンがホンダ側から資金提供を受けているとはいえ、下位に甘んじるチームではないですから、来年はパワーユニットメーカーを変えるべきだと思います。
ブルース・マクラーレンの名誉のためにもね。
普通ならどう考えてもホンダと手を切るでしょう。3年間もまともに戦えないのですから。3ヶ月かけても直近の問題すら解決できないような会社です。
しかし、資金援助というメリットがあるためなかなか踏ん切りがつかない。
ある意味、マクラーレン側が試されているのかも。