2017年F1中国グランプリの予選が行われ、ルイス・ハミルトンが昨年のアメリカから6戦連続のポールポジションを獲得しました。
2番手ベッテルとの差は0.186秒でした。
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— Formula 1 (@F1) 2017年4月8日
今日の予選を見ると、やはりメルセデスの予選フルパワーエンジンモードはとてつもないなと思います。
特に中国はストレートが長いので余計にその恩恵が大きいわけで、ボッタスはベッテルからわずか0.001秒差。ライコネンに対しては余裕の3番手でした。
オーストラリアGPの時に、中国ではメルセデスの方が有利って書いたのですが、どうやらそれは当たってたようです。
昨年までと比べればフェラーリはメルセデスに肉薄できていますが、車のパッケージ全体での速さはまだ0.15秒くらいメルセデスより遅いんじゃないかと思います。
これだとカナダとかバクーとかモンツァとか、ストレート主体のサーキットだとメルセデスが有利ですかね。
そしてライコネン・・・。
ベッテルより0.3秒ほど遅れを取って4番手。
今年のタイヤは長持ちしますから、ライコネンはラップタイムで勝負しないとボッタスにすら勝つのは難しいですかね。
レッドブルは1秒以上メルセデスから離されてしまいましたね・・・
ルノーのパワーユニットだけでこれだけの差は出ないですからちょっと今シーズンのニューウェイはどうしたんだという感じ。
フェルスタッペンにトラブルも出てました。
高速の5コーナーは、昨年はアクセルを緩める必要がありましたが、今年は本当にベタ踏みで駆け抜けてました。
ハミルトンの車の動きはまさにF1という感じでダイナミックでした。
ハミルトンのポールラップの動画
2017 Chinese Grand Prix | Lewis Hamilton Onboard Pole Lap - YouTube
ベッテルもフロントロー死守で、4回チャンピオン取った実力を証明している印象です。
セクター2で自己ベストが出ていなかったので、もしセクター2をもっと速く走っていたら0.1秒くらいのところまでは来ていたかもしれませんが、それ以上はちょっと無理だったかなと思います。
PROVISIONAL CLASSIFICATION (END OF QUALIFYING)
— Formula 1 (@F1) 2017年4月8日
6th pole in a row for HAM 👏
One THOUSANDTH between VET (P2) and BOT (P3) 😮#ChineseGP 🇨🇳 pic.twitter.com/EvtOFEABwA
そして忘れてはいけないのが、ランス・ストロールでしょうか。
クラッシュどころかQ3進出。
開幕前は色々言われたものの、F3でチャンピオンになっただけのことはあり、学習能力も高いですね。
タイム的にもウィリアムズに肉薄しているので、今シーズンのルノーはポイントが確実に取れるようなマシンであるのは間違いないです。
ジョヴィナッツィがホームストレートでクラッシュしちゃいました
最終コーナーで縁石に乗りすぎてスピン。
タイム的にはQ2進出で良かったと思うんですが。
Giovinazzi walks away following his crash after Turn 16
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Q2 slightly delayed as the track is cleared#ChineseGP #Quali 🇨🇳 pic.twitter.com/8gtgAyxGC5
そしてマクラーレン・ホンダのアロンソは13番手タイムだったのですが、ストレートの最高速が他のマシンより10キロも遅いんですね。
もっとまともなパワーユニットを積んでいたらと悔やまれる。
アロンソはマクラーレンは本当の実力では最下位だと言っていますから、それを考えたら奇跡に近いですね。
マクラーレンはレースではさらに厳しい戦いになるでしょう。
明日は雨の予報・・・