今年はスリリリングなアメリカグランプリとなりました。
予選はやっぱり雨、決勝は曇り。
予選は雨が強く、Q2までで終了。ロズベルグがポールポジション。
セーフティカーが何度も入った決勝。
ロズベルグがあまりに痛すぎるミスでハミルトンに優勝とチャンピオンを譲ることに・・・
ロズベルグは今年何度も不運にあっているものの、精神的にも実力的にもハミルトンに劣っていた部分が昨年以上に見えてしまいました。
今回、ウェットコンディションでメルセデスVSレッドブルという戦いが見られたのは面白かったです。雨ならなんとかなるレッドブルのマシン。
パワーユニットさえもっとよければメルセデスと戦えるマシンです。
それを考えるとレッドブルの今の状況、来年のパワーユニットが決まらないのはあまりにも辛い。
そして、クビアトはハミルトンを抜けなかったけどリカルドはハミルトンをオーバーテイクできたという事実ですね。
クビアトは終盤にクラッシュしてしまいました・・・。もったいなかった。
ロズベルグはハミルトンをオーバーテイクしました。スタート時以外でのロズベルグのハミルトンオーバーテイクは今年初めて。
レースは完走12台、クラッシュやらスピンやら何度もあって、セーフティカーも2回?3回?
レースの展開が二転三転する形に。
そんな中、14番グリッドからじわじわ追い上げ、セーフティカーもあって一気に浮上してきたのがやっぱりこの人、セバスチャン・ベッテル。
メルセデスとレッドブルがステイアウトを選んだことで、タイヤを換えたベッテル対メルセデスという形に。
しかし最後の最後にクビアトが最終コーナ手前でスピンしてクラッシュ、セーフティカー。これがハミルトンに勝利をもたらしました。
ロズベルグは5周走ったソフト、ハミルトンはほぼ新品。
そんな緊迫した状況の中で、ロズベルグが痛恨のミス。ハミルトンにトップを自ら譲ることに。2コーナー手前あたりだったか・・・。
レッドブルは序盤はあれだけ善戦していたのにタイヤ交換のタイミングをミスって後退。
色々ありましたが、結局ルイス・ハミルトンが1位でフィニッシュ。ロズベルグ2位、ベッテル3位ということでハミルトンがワールドチャンピオン決定。
めまぐるしいレースでした。
序盤苦しんだハミルトンでしたが決定的な場面でミスしたのはロズベルグでした。
4位フェルスタッペン、5位ペレス、6位バトン
このあたりはかなり健闘した感じですね。
フェルスタッペン・・・この人はやっぱり何かもってるなあ。ソフトタイヤをもたせて最後まで走り切った。レッドブルのリカルドが10位ですからね。
ペレスもやっぱり凄い。ミディアムタイヤでソフトタイヤ勢に抜かれずに5位。次戦母国GPに向けてさらなる弾み。
バトンの6位も健闘でしたが、ストレートが遅すぎでした。ミディアムのペレスをソフトタイヤで抜けなかったというのは・・・。
アロンソは一時5位を走ってましたがマシントラブルで11位。新しいパワーユニットはストレートでこれまでのホンダパワーユニットより2km/hほど速いようです。
母国GPのロッシも12位完走。セーフティカーがたくさん入ったので周回遅れにならずゴール。
日本時間では深夜というか早朝のレースでしたが、かなり楽しいレースでした。
今週末のオースティンは酷い天候でしたが、その分色々楽しめて印象深いグランプリになりました。アメリカのモータースポーツファンって熱狂的で良いですね。