決勝直前に雨が降るという演出・・・
ウェットでセーフティーカースタート。
セーフティーカー先導が終了してレース再開直後に多くのドライバーがタイヤをインターミディエイトに交換するためにピットインしましたが、これが裏目に。
結局、タイヤ交換をせずにステイアウトしたメルセデス勢、レッドブル勢、フォース・インディア勢が正解でした。
ロズベルグは雨苦手なんでしょうね・・・
ハミルトンに置いて行かれるし、フェルスタッペンにオーバーテイクされるし。
フェルスタッペンはまたしても見せてくれましたね。
ベケッツだったか、チャペルだったか、ロズベルグを華麗にオーバーテイク。
最終的にはドライになってロズベルグに再び抜かれますが、フェルスタッペンはあの若さで今シーズンレッドブルに途中からやってきたことを考えると、本当に凄まじいドライバーです。
雨だと本当に速いですねレッドブル。メルセデスよりも速くなる・・・
ドライだとパワーユニットの差が出てしまってメルセデスに分があります。
優勝は余裕のルイス・ハミルトン。
終盤は完全にペースコントロールをして危なげない走りでした。
Thank you for an amazing job today, Team...& #TeamLH you are amazing! #BritishGP #Blessed #BestFans @mercedesamgf1 pic.twitter.com/N7oW1Su6LU
— Lewis Hamilton (@LewisHamilton) 2016年7月10日
ロズベルグは終盤、ギアのトラブルが出ましたが、ピットからの指示でこれを解決。なんとか2位を死守。
しかしこれがレース後審議に・・・
ドライバーを手助けするような無線は禁止されているので。
ロズベルグに10秒ペナルティ
フェルスタッペンが2位に浮上。ロズベルグは3位。
そういえば前回の接触があったためか、「ニコ、気をつけろ。この先にはコーナーがあるぞ。曲がるのを忘れないように!」というバナーが観客席に貼ってありました。
今回のイギリスGPは、徐々に乾いていく中で、少しでもレコードラインを外せばコントロールを失いかけるというスリリングな展開が見られました。
中段はかなり白熱してましたが、オーバーテイクしようにも、レコードラインを外せないのでなかなか抜きあぐねるというシーンが多かったです。
一方、フェラーリはあまりにも失望感が大きい。
もちろん、パワーユニットだけならフェラーリの方がレッドブルより上ですけど、ダウンフォースやメカニカルグリップでは明らかにレッドブルが上ですから、今シーズンはレッドブルにコンストラクターズで負けるんじゃないかという気がしてきました。
しかしまあピレリタイヤ・・・
崖を作ったけど崖が来ても全然走れるミディアムって。
結局最後の方でも35秒台の速いタイム出てましたから、今後1ストップばかりになると退屈ですねえ。
そういえば今回のレースで、ファステストタイムはロズベルグの1分35秒548でしたが、次に速かったのがアロンソで1分35秒669でした。
おそらく、アロンソはスピンして順位を落とした後にタイヤを交換し、そのタイヤでなおかつ燃費走行をせずに1周アタックしてファステストを狙ったのでしょう。
リカルドが終盤にソフトで1分36秒013を出しましたが、それよりも速かったというのは結構驚きです。
ホンダはイギリスGPで吸気系のアップデートをトークンを使って行ったようで、MGU-Hでの回生が少し改善されたみたいです。