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2017 F1 スペインGP 混沌とした戦いをハミルトンが制す。ボッタスとライコネンはリタイア

スペインGP。凄まじい戦いでした。

ハミルトンは無線の時の声が息切れしていて本当に激しい戦いだったのを体現していました。

 

スタートでベッテルがハミルトンの前に出てリードしたものの、メルセデスはボッタスがタイヤ交換したベッテルを封じ込める作戦に出ます。

これによってベッテルは数秒失います。

その間にハミルトンは遅いミディアムタイヤでベッテルに接近。

 

しかし十分なリードを築けず、最終スティントでソフトのハミルトンVSミディアムのベッテルとなってしまい、ミディアムを履いたベッテルはハミルトンにオーバーテイクを許しました。

 

本当に接戦。

レースが終わってもハミルトンとベッテルはたった4秒差。

 

キーとなったのは

  • ボッタスがステイアウトし続けてベッテルを抑えたこと
  • メルセデスが第2スティントでハミルトンにミディアムを履かせたこと
  • ソフトタイヤが意外と長持ちし、ミディアムタイヤが悪すぎたこと

でしょう。

 

開幕から5戦。

メルセデスフェラーリの互角の戦いは続きます。

 

フォース・インディアが大健闘の4位5位。ザウバーウェーレイン7位

今回素晴らしかったのがフォース・インディアです。

1コーナーの混乱を避けてその後は淡々と良いペースで周回。

4位5位をもぎ取りました。

 

そしてザウバーのウェーレインは値千金の7位。

第1スティントをソフトタイヤで長く走り、その後は後続を抑え込む素晴らしい走り。

ザウバーエリクソンも11番手でしたので、スペインGPは素晴らしい結果を残せました。

 

※ウェーレインはペナルティで8位になりました

 

 

アロンソはストレートの遅さに苦しむ

マクラーレンアロンソは今回ペースが良かったです。

しかし、ストレートが遅く、ハースやトロロッソの後ろまで来るけどオーバーテイクができない。

DRSを使っても全然追いつけなかったわけです。

 

そしてタイムを大幅に失い、さらにバンドーンがクラッシュした際のバーチャルセーフティカーによって大損してしまいます。

実はレースペースはフォース・インディアと大差ない速さがありました。

 

アロンソが初めて完走できたことはマクラーレンにとって大きいですが、オーバーテイクできないとひたすらタイムを失い続けるというのが露呈しました。

1コーナーでマッサと接触してコースアウトして順位を落としたのもかなり痛かったですね。 

 

そしてバンドーンは手痛い凡ミス。マッサがインにいるのにかぶせてしまって接触。サスペンションを壊してリタイア。

 

 

フェラーリメルセデス以外蚊帳の外

今回、なんと4位だったペレス以下が全員周回遅れにされました。

4位以下が全部周回遅れです。

レッドブルですら70秒も引き離されてしまったわけです。

 

 

ボッタスはエンジンが壊れる?

ボッタスはエンジンから火が出てリタイアです。

使っていたのはロシアまで使い続けたエンジンのため、いつ壊れてもおかしくなかったのでしょう。

ただ、彼はハミルトンに勝利をプレゼントすることに成功しました。

 

 

MVPはライコネンファンとライコネン

 

今日の1番の出来事はこれですかね。

ライコネンが1コーナーでボッタスとフェルスタッペンと接触してリタイア。

ライコネンファンと思われる少年が泣いている姿が映し出されました。

その数十分後、フェラーリのホスピタリティでライコネンと少年が記念撮影。

なんともほっこりする流れでした(笑)

 

なお、ベッテルがボッタスをオーバーテイクした時に彼はバンザイしてました。

 

 ほんとフェラーリ粋な事してくれます。

あと、あの少年をカメラで抜いたカメラクルーも。

FIAフォーミュラ2 スペインレース2 松下信治 今季初優勝!!!!

やりました。

F1スペインGPのサポートレースとして開催されたFIA フォーミュラ2 (F2)のレース2で、日本人ドライバーの松下信治選手が優勝しました!

 

 

 

 

松下選手はリバースグリッドで5番手スタート。

スタート直後に3位まで浮上します。

 

レース終盤まで1位を走っていたラティフィがコースアウト。

3秒後ろにいた松下選手が逆転。

そのまま好ペースでフィニッシュです!

 

終盤はオリバー・ローランドが松下に迫る勢いで追い上げていましたが、コースアウトしたラティフィがローランドの前で戻ったため、2人のバトルになり、その間に松下選手は差を広げました。

 

レース後のインタビューでもスタートに自信があったと言っていました。

 

おめでとう!

 

 

 

ちなみにGP3でも福住選手が優勝しているので、今回のスペイングランプリでは君が代が2回流れました。

 

2017 F1 スペインGP 予選のストレートスピードトラップ比較

F1スペイングランプリの最高速比較です。 

 

フェラーリ 326.5 km/h

フォース・インディア(M) 325.7 km/h

ウィリアムズ(M) 325.0 km/h

ハース(F) 323.4 km/h

レッドブル(R) 323.0 km/h

メルセデス 322.7 km/h

ルノー 319.0 km/h

トロロッソ(R) 318.4 km/h

ザウバー(F) 318.4 km/h

マクラーレン(H) 314.1 km/h

 

()内はエンジンメーカー

 

今年の車はドラッグが増えたために、昨年より10キロほど遅くなっています。

フェラーリのパワーユニットが非常に良い事がこの結果からも窺えます。

また、メルセデスが控えめなストレートスピードなので、新しいエアロパッケージと今回のセットアップはダウンフォース多めなのではないでしょうか?

レッドブルはドラッグが少なく、トロロッソはドラッグが大きいというのが、同じパワーユニットの両者の速度差でも見えてきます。

ホンダは50馬力~100馬力劣っていると言われていますが、それを象徴する遅さです。セクター1だけで他の中段チームより0.4秒も遅いのですが、セクター2やセクター3で取り返してQ3進出を決めたアロンソでした。

ルノーはパワーユニットのアップデートを遅らせたようですが、新しいアップデートが待ち望まれるところです。