「アタックラップはアップデートが成功しておりフェラーリに速さがある」
昨日の記事でそう予想しました。
これがピッタリ的中し、シャルル・ルクレールが今季4回目のポールポジション獲得。1回目ではスピンをしたものの、2回目ではチームメイトすら0.4秒突き放す圧巻のアタックでした。
数年前もルクレールはシケインでスピンしていた覚えがあります。レースだったか。
POLE for @Charles_Leclerc! 👏👏👏 #SpanishGP #F1 pic.twitter.com/yerg6UaI8O
— Formula 1 (@F1) 2022年5月21日
そしてフェルスタッペンは2回目アタック時に「No Power!!」
実際はDRSトラブルだったようですが、またまた信頼性がフェルスタッペンを襲ったようですね。あの絶妙なタイミングでトラブル。
そしてメルセデスはいよいよ反撃の狼煙。ラッセルがペレスを上回り4番手。ラッセルの1つ上のサインツとは0.2秒差。これは前戦までとは全く異なる状況です。
フロアを中心としたアップデートでポーポシングを減らし、これまでよりも車高を下げてタイムを引き出しています。フェラーリもレッドブルもアップデートで速くなっていることは考慮する必要があります。
「ポーポシングが出るのはゼロポッドのせいだ!」というのが大方の意見で、フジテレビ解説の森脇氏なども言っていましたが、結局ゼロポッドのままポーポシングを減らすことに成功しています。
アップデートという点では、アップデートを全く入れていないハースが2台共にQ3進出。ハースはかなり気まぐれな車で、条件次第でポーポシングが出たり解消したり、速さが大きく上下しています。スイートスポットがどこにあるのかチームが理解すれば毎戦速くなるのかもしれません。
フェラーリは金曜のロングランが悪かったですが、土曜のフリー走行では改善が見られました。
フェラーリはセクター2の中高速コーナーでタイムを稼ぐ車なため、タイヤマネージメントするとフェルスタッペンを引き離すことはできないでしょう。しかし今回はフロントのマネージメントは必須。ルクレールがスタートで抜かれないことは絶対条件でしょう。