カタールグランプリ予選。
ルイス・ハミルトンがブラジルの金曜予選に続き、驚異の速さを見せてポールポジションを獲得しました。
0.45秒
2番手のフェルスタッペンに対して、0.4秒もの差をつけました。これは昨シーズンのこの時期に開催されていたバーレーンGP予選並の差です。
🏁 Q3 CLASSIFICATION 🏁
— Formula 1 (@F1) 2021年11月20日
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ハミルトンのアタックは驚くほど完璧。Q3の1回目アタックでは1コーナーでミスがありましたが、2回目では完全に修正しました。
チームメイトのボッタスにも0.65秒。1人だけ違う次元の走りをしました。あるいは、フェルスタッペンも異次元の走りをしたけど0.4秒の差をつけられたのかもしれないですが。
ガスリーは4番手と予想通り速かったものの、最後のアタックで緑の縁石に乗り、フロントウィングを破損、ついでにフロントタイヤもカットしたのかパンク。パンクというよりトレッドが剥がれてしまっていたような感じでしたが。
Gasly has a puncture 😳
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昨日、この縁石について「乗ったら簡単にウィングが壊れる」と書きましたが、ガスリーは最後のアタックで攻めすぎて、縁石の餌食になったわけですね。
ガスリーはホームストレート上に車を止めたため、イエローフラッグが振られていました。この時何台かアタックをしていたはずですが、黄旗無視で審議が行われる可能性があるかもしれません。フェルスタッペンとボッタスの2人はガスリーが車を止めた後にホームストレートを駆け抜けたはずです。
そしてQ2でペレスがまさかのノックアウト。
ペレスはソフトタイヤでQ2を突破できませんでした。一見、ミディアムで通過できなかったのかと思ってしまいますが、最後はソフトを履いていました。
昨日のフリー走行後の記事で「ペレスは若干遅れていた」、感触はあまり良くなさそうだと指摘しました。これが完全に的中。最近調子を上げていたペレスとは思えない結果に。
❌ ELIMINATED IN Q2 ❌
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Perez (📸)
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アロンソは値千金、5番手タイム。ガスリーに肉薄するタイム。古巣のマクラーレンとフェラーリも上回りました。
昨日の記事で「フェラーリはまだ真価を発揮していない」と書きました。金曜日のフリー走行では10位前後でしたが、予選ではサインツが7位まで上げてきました。
決勝はボッタスが行方を左右するでしょう。ボッタスがトップ2人についていけるならハミルトンは戦略的にかなり戦いやすくなります。
オーバーテイクがどれだけ大変なのかは未知数。
レースペースでは意外とフェラーリも良さそうなのでサインツがガスリー相手にどこまでやれるのかは見ものですが、間にアロンソが入っているのでアロンソを早めに抜かないとガスリーとの勝負はできないですね。
前回散々だった角田は汚名返上のレースにしなければなりません。車の速さ的に8位は最低限必要なリザルト。ペレスに抜かれるとしても8位以上は必要です。
ルクレールの努力。シャシーにひびが入っていたためタイムが伸びなかった模様。
my favourite part of watching charles leclerc’s onboard is seeing how he searches for every second of speed he can find, on the straights he dips his head below the halo to reduce drag. incredible. pic.twitter.com/RvucnNEwE0
— Holly 🏁 (@lentaholly) 2021年11月20日