史上初のF1カタールGP。
MotoGPではおなじみですが、F1マシンがロサイルインターナショナルサーキットを走りました。
オーバーテイクがどの程度可能なのかはさておき、11~14コーナーはF1らしいほぼ全開区間で見応えがあります。
フリー走行では何台かが緑色の縁石の餌食に。
赤白の縁石は使わないと速く走れませんが、緑の縁石の上を走ってしまうと簡単にフロントウィングやフロアにダメージを負ってしまうことに。
フリー走行ではガスリーが2番手とアルファタウリが速さを見せています。
ロサイルはレイアウトだけならレッドブルがやや有利なサーキットです。セクター2・セクター3の中高速コーナーがレッドブル向きということに加えて、ストレートが比較的少ないのもプラスになるでしょう。
メルセデスとしては、起伏が少なく車高を下げやすいという点に希望が残っているかと思われます。
FP1でのフェルスタッペンの圧倒的なタイムがそれを物語っていますが、レッドブルはFP2で出遅れました。メキシコでも起きたリアウィング絡みのトラブルがまたも発生。
El DRS de Verstappen vuelve a oscilar de nuevo en la recta. Red Bull verificando ambos coches.
— Albert Fabrega (@AlbertFabrega) 2021年11月19日
Verstappen's DRS is flapping again on the straight. Red Bull checking both cars. pic.twitter.com/tlPxqiQ3pY
フリー走行でリアウィングのフラップがぐらついていましたが、レッドブルはこれを直すために時間を使いました。
これに対して「フレキシブルウィング」は面白すぎる。
Flexi wing @redbullracing 😂😂
— Ben Correia #TeamLH (@bcorreia07) 2021年11月19日
Not sure you should be making much noise… But I’m sure the @fia will allow you to change it!! pic.twitter.com/5Cdo7jDd1z
ペレスだけでなくフェルスタッペンにも。
Watch the rear wing 👀 #QatarGP 🇶🇦 #F1 pic.twitter.com/N1ofpezHsy
— Formula 1 (@F1) 2021年11月19日
ハミルトンも対ボッタスでギャップがありますし、金曜フリー走行の一発タイムはあまり参考にならないかもしれません。ガスリーが速いのは確実ですが。
ロングランでは、メルセデス2人とフェルスタッペンではペースが拮抗していましたが、ペレスは若干遅れていたように見えました。サーキットに慣れたらペレスもフェルスタッペン並で走れるのかもしれないですが、金曜時点での感触はあまり良くないのでしょう。
フリー走行ではボッタスがタイムを取り消される場面もありましたが、予選でもトラックリミットが明暗を分ける可能性があります。
中段ではアルファタウリは先述の通りですが、マクラーレンも速さがありそうです。フェラーリはまだ真価を発揮していないように感じます。イニシャルのセットアップを外しているような印象。
カタールGPを迎えるにあたってメルセデスがブラジルGPのインシデントの再審を要求していましたが、FIAはこれを却下しました。
ブラジルGPの決勝で、ハミルトンがフェルスタッペンをオーバーテイクしようとした際、フェルスタッペンがハミルトンをランオフエリアに押し出すような場面があり、2台共にコースアウトしました。
あれに関しては他のチームのドライバーからも疑問の声が上がっており、ルクレールは、あの裁定が前例になってアウト側からオーバーテイクができなくなることを懸念していました。