久々のパーマネントサーキット。
ポール・リカールについては2年ぶり。
FP1の序盤ではスピンするドライバーが続出。
FP1 started with a whack for Seb 💥#FrenchGP 🇫🇷 #F1 pic.twitter.com/L8vtMUrBI5
— Formula 1 (@F1) 2021年6月18日
そしてFP1から話題に上がったのが縁石の外側に設置された黄色のソーセージカーブ。
トラックリミットを守らなかった時に代償があるように設置されていますが、FP1ではボッタスが乗ってフロントウィングを破損、FP2ではフェルスタッペンが乗ってフロントウィングのエンドプレートを破損しました。
チーム側からスチュワードにソーセージカーブに対する文句の無線が入りました。
マイケル・マシは、前回もあったし乗らなければ良いだけだと言うものの、不可抗力ではらんでしまって乗った時に車が壊れるというのは、予算制限がある今年のレギュレーションでは辛いというのがチーム側の事情でしょう。
🔎 Damage to @Max33Verstappen's front wing
— Formula 1 (@F1) 2021年6月18日
Carbon fibre flies off the RB16B 😮#FrenchGP 🇫🇷 #F1 pic.twitter.com/Ohxq72Cdbm
金曜フリー走行のタイムシートでは
FP1ではボッタスがトップタイム。ハミルトンが2番手。
FP2ではフェルスタッペンがボッタスから0.008秒差でトップとなりました。
また、母国GPのアルピーヌが躍進し、アロンソが4番手タイムを記録。
しかしフリー走行2回目の中身はだいぶ複雑で、ボッタスのタイムはかなり序盤にミディアムタイヤで出したものでした。ソフトではタイムの更新は無し。
ボッタスはハミルトンと車のシャシーを交換したとか?
今のところボッタスの方がハミルトンより安定して速そうです。
こういう事があるからメルセデスが簡単にボッタスとラッセルを入れ替えることができないわけです。
ハミルトンは車が何かおかしいと訴えていたので土曜までに調べることになるでしょう。
予選決勝モードでのPUのマージンがどれくらい残っているのかにもよりますが、現状ではポテンシャルはメルセデスの方がレッドブルよりも速そうです。
ただし、ソフトタイヤのC4を使った時にメルセデスは伸びが少ない分、予選の一発タイムは似たような感じになると思われます。
問題はタイヤのデグラデーションがどうなのかという事。
おそらくよほどの事がない限り、上位勢はミディアムタイヤスタートでその次にハードタイヤを使う戦略になるでしょう。
ソフトタイヤのロングランをボッタスがやっていましたがデグラデーションが大きすぎました。
FP1でやっていたソフトタイヤのロングランだと同等か若干メルセデスが速いかという感じでしたが、決勝が普通のドライならソフトタイヤは使いそうにないですね。何しろミディアムタイヤでソフトの中段勢より速いですから。
ペレスとフェルスタッペンの差が大きいのが少し気になりますが、アタックを邪魔されでもしない限りはペレスも予選4番手前後には来れるのではないでしょうか。
アルピーヌは1発タイムでもロングランでも結構速い。
市街地のバクーで速かったアストンマーチンがポール・リカールでは遅くなり、モナコやバクーではあまり速くなかったアルピーヌが一気に速さを取り戻しています。
フェラーリは予想された通り、市街地コースと比べるといつもの位置に戻っています。
市街地の滑らかな路面、柔らかいコンパウンド特有の速さだったということが確認できました。
決勝ではタイヤ交換のタイミングがかなり重要になるでしょう。
直線が長いとはいえオーバーテイクは簡単ではなく、中高速のコーナーもあるので真後ろを走りづらいサーキットです。
一応決勝が雨になる可能性があるので、そうなったらフリー走行でのロングランはあまり参考にならなくなります。