木曜から速さを見せていたフェラーリが予選でもその速さを発揮、シャルル・ルクレールがQ3でトップタイムを出し、最後のアタックというところでクラッシュ。
ルクレールは15コーナーでガードレールにヒット、フロントサスペンションが壊れてそのままウォールに突っ込みました。
これで赤旗。そしてセッション終了。ルクレールがポールポジションを獲得しました。
A qualifying session to remember!#MonacoGP 🇲🇨 #F1https://t.co/9vjp0c80ff
— Formula 1 (@F1) 2021年5月22日
ルクレールの車のギアボックスが無事かどうか。それがルクレールの明暗を分けそうです。
いずれにせよフェラーリの速さは本物で、オンボード映像を見てもレッドブルやメルセデスよりも無駄なスライドが少ない印象でした。
2番手フェルスタッペンは最後にセクター1でファステストを出していましたが赤旗によりアタックできず。赤旗が出ていなければポールだったと思います。
3番手はボッタス。予選の直前にセットアップを少し変えたのが功を奏したようです。
そしてハミルトンもこの赤旗で割を喰らい、7番手に沈みました。
ハミルトンは木曜からのコンディション変化でセットアップが完全に外れたようで、ボッタスと比べても明らかにタイムが出ない状況となっていました。おそらくタイヤの温度が上手くウィンドウに入らなかったのでしょう。
最後のアタックが上手く行っていたら5番手か6番手くらいだったかもしれませんが。
またしてもノリスは見事な走りで5番手タイム。4番手のサインツとの差が0.009秒しかないのは驚きです。
ベッテルがベテランの意地で8番手だったのも称賛したいですね。
ペレスはアントニーノーズでトラフィックに引っかかり完全にタイムをロスし、さらに2回目のアタックは赤旗で終わるという不運が続いて9番手に。
角田はQ1ノックアウト
そして角田は痛恨の16番手タイム。Q1ノックアウト。
モナコを走ったことがないというハンデがあるとはいえ、ウィリアムズのラッセルに負けたというのはあまりにも痛い。
決勝はクラッシュせず完走するのが目標になってしまいそうです。
チームメイトのガスリーが6番手だったことを考えると余計に厳しい結果に。
むしろガスリーが凄いと言ってもいいのかもしれません。
ルクレール車のギアボックスが大丈夫なのか、それとも交換するのか、決勝はそれ次第です。しかし当て方的に厳しそうですが・・・
日曜は曇りの予報が出ており、タイヤに熱が入りにくい状況でアンダーカットはかなり難しいかもしれません。