FP2ではルクレールがトップタイム。さらにサインツが2番手タイムを出しました。
しかも、ルクレールは3番手のハミルトンにコンマ4秒ほどの差をつけています。
#16 is currently #1 🚀😃@Charles_Leclerc #MonacoGP 🇲🇨 pic.twitter.com/5cpEutLpTA
— Formula 1 (@F1) 2021年5月20日
フェラーリの車はスペインで低速のセクター3が速かったですが、ストレートスピード不足でセクタ-1の速さがありませんでした。
パワーの寄与度が低いモナコではフェラーリの弱点がラップタイムにあまり影響を与えず、車がサーキットに合っているように見て取れます。
しかし、スペインでのセクター3の速さだけで言うなら明らかにレッドブルの方が速かったです。
フェラーリの速さが予選でも見られるのか。フェラーリの予選結果次第なグランプリになるかもしれません。
フリー走行のタイム的にはわかりづらいですが、レッドブルがモナコで速いのは間違いないでしょう。
フェルスタッペンが「モナコで勝てる事を確認しなければならない」と言っているように、レッドブルは車との相性的にも勝たなければならないのがモナコです。
むしろフェルスタッペンがモナコで優勝できなかったら驚くほどRB16Bと相性が良いサーキットです。
メルセデスが終始圧倒的だった2016年ですらポールポジションを取り、さらに2018年にもポールポジションを獲得して優勝するなど、レッドブルが得意としています。
懸念があるとすれば、車とコースの相性は良くても、フェルスタッペンとモナコの相性があまり良くない事でしょう。ツキがないと言った方が良いのか。
フェルスタッペンはこれまで一度もモナコで表彰台に乗れておらず、チームメイトが優勝した2018年もFP3でクラッシュして予選に出走できませんでした。また、2019年は2位を走ってハミルトンとバトルしていたもののアンセーフリリースのペナルティで4位となっています。
メルセデスは2位と3位は死守したいところですが、思わぬ形でフェラーリが絡んで来る可能性があります。
メルセデスはFP1で他のチームと異なり、ハードタイヤのロングランをやっていたのが印象的でした。
他のサーキットなら予選で前に出られようがどこかでオーバーテイクすればいいだけですが、モナコの場合はコース上での追い抜きほとんど不可能です。レースペースが悪くても予選さえ良ければなんとかなってしまいます。
角田はFP1では9番手と好調でしたが、FP2で右リアをガードレールにヒットさせてしまいモナコの洗礼を受けました。その後はコースインできず、あまり周回できずに最下位となりました。