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F1 アブダビGP チャンピオンチームの優勝率の高さ

近年はF1アブダビGPが最終戦となっているため、チームがチャンピオンを獲得してからアブダビGPを迎えることが多いですが、アブダビGPはチャンピオンチームの選手が勝ちやすいというデータがあります。

 

アブダビGP勝者と同シーズンのチャンピオンチーム

優勝者 所属チーム チャンピオンチーム 結果
2009 ベッテル レッドブル ブラウンGP ×
2010 ベッテル レッドブル レッドブル
2011 ハミルトン マクラーレン レッドブル ×
2012 ライコネン ロータス レッドブル ×
2013 ベッテル レッドブル レッドブル
2014 ハミルトン メルセデス メルセデス
2015 ロズベルグ メルセデス メルセデス
2016 ハミルトン メルセデス メルセデス
2017 ボッタス メルセデス メルセデス
2018 ハミルトン メルセデス メルセデス
2019 ハミルトン メルセデス メルセデス
2020 メルセデス

 

こう見ると、過去11回のうち8回はチャンピオンチームがアブダビGPを制しています。

チャンピオンチームが優勝できなかった年を見ていくと、2009年はブラウンGPが中盤まで圧倒的な速さでポイントを稼いだため、終盤で開発力の差によって勢いを失っても貯金でなんとかなりました。

2011年はベッテルがパンクでリタイアしました。予選はレッドブルベッテルポールポジションだったため、チャンピオンチームの速さはアブダビGPでちゃんと発揮されていました。

2012年はチャンピオンこそレッドブルでしたが、フェラーリマクラーレンロータスも速く、優勝を様々なチームで分け合うシーズンでした。予選上位もマクラーレンレッドブル、ウィリアムズ、ロータスという並びになっていました。マクラーレンのハミルトンはポールだったものの燃圧低下でリタイアしました。

 

ということで、2012年を最後に、2013年からはずっとチャンピオンチームがアブダビGPを優勝しています。

終盤戦ということもあり、ほとんどのチームが翌年のマシン開発に移行してしまっており、チャンピオンチームと差がある場合はそれが縮まらないからというのが第一の理由です。

また、ヤス・マリーナ・サーキットはウェットが滅多になく、比較的タイヤにも優しい路面のため番狂わせが少ない。

1コーナーまでが短いためスタートで順位が変わりづらい。

さらに、オーバーテイクがしづらいのも要因です。

そして、セクター1・2ではエンジンパワーが、セクター3ではコーナリング性能が試されることもあり、如実に車のポテンシャルを問われるのもチャンピオンチームが勝ちやすい理由でしょう。

タイヤもミディアム→ハードの1ストップ戦略が基本となるため、トップが戦略的に負けづらかったりもします。

 

2020年はメルセデスとその他の差が大きいシーズンでしたから、順当に行けばメルセデスの2人のどちらかが優勝する可能性が高そうです。実際、FP2でテストタイヤの走行をしまくる余裕も見せていましたし・・・。

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