2020年F1開幕戦オーストリアGPですが、アルボンとハミルトンがまた接触しました。
アルボンのあのオーバーテイクははっきりいって無理があります。
あそこは並んだとしても、どちらかが一歩引かないと接触します。
F2やF3ではよく接触するドライバーを見かけます。
LAP 61/71:
— Formula 1 (@F1) 2020年7月5日
Contact between Albon and Hamilton at the restart!
Albon spins and drops to P13 #AustrianGP 🇦🇹 #F1 pic.twitter.com/5iImqmGcVR
アルボンはあそこで一旦牽制するだけにとどめたほうが良かった。次のラップでもオーバーテイクのチャンスはあったはずです。
ハミルトンからしてみれば、「あんなの避けようがない」といった感じでしょう。
ハミルトンはイン側にいたので、コーナリングする時にどうしてもアウト側に膨らみます。中速のコーナーだからです。そしてアルボンは完全に前に出ていたわけではなく、並んで無理矢理突っ込んでいった。
たとえハミルトンが、アルボンがアウト側に入ってきたとわかった瞬間にステアリングを右に切ったとしても遅いです。
接触してもハミルトンがそのまま走行できたことからもわかるように、アルボンが無茶をして自爆したと言っても過言ではありません。
正直ブラジルもそうですが、ハミルトンにはペナルティが出たものの、アルボンの動きは軽率でした。
フェルスタッペンならハミルトン相手にあそこでアウト側には並ばないはずです。2019年のオーストリアでもフェルスタッペンはアウト側で並んでも一歩引いていました。
アウトで行っていいのは、ストレートエンドで完全に前に出た時だけです。そうすれば抜かれた方も諦めますので。
やはりこのあたりがアルボンとフェルスタッペンの差なのでしょう。
アルボンのあの仕掛けは、タイム差がある遅い車相手なら強引にでも前に出られると思いますが、レッドブルよりポテンシャルが高いメルセデスですから、そう簡単にはいかないわけです。
2年目のドライバーには難しい判断ではあるんでしょうけど、強引だったように思えます。
アルボンとしてもあの接触のせいで同期のノリスが初表彰台ですから悔いが残りそうです。