F1日本グランプリ
セバスチャン・ベッテルがスタートでフライングしました。
といってもすぐ止まりました。
これは最初審議対象となりましたが、ペナルティは出ませんでした。
なぜフライングしたのにペナルティが出なかったのか。
その理由をFIAは次のように説明しています。
Whilst the video shows some movement that movement was within the acceptable tolerance of the F1 jump start system which formerly defines a jump start per Article 36.13(a) of the FIA Formula One Sporting Regulations.
簡単に言うと、「動いたけど、検知システムの許容範囲内だった」ということです。
フェラーリ側はアドバンテージを得ていないと抗議したようです。
FIAの判断では、フライングの検知システムの許容内の動きだったためペナルティは無しということです。
まあ、あそこでペナルティ出すとメルセデスが1-2でクルージングするだけの退屈なレースになるので、F1の興行的にも・・・ということなんでしょうね。
ライコネンがロシアでやったフライングは明らかにタイヤが転がって前に出てますが、今回のベッテルのフライングはちょろっと前に出ただけ。
あれだとトランスポンダーの検知に引っかからないのかもしれません。
ちなみに競技規則では、動いたかどうかではなくトランスポンダーがフライングを検知したかどうかで判断されます。