レッドブルジュニアドライバーのダニエル・ティクトゥムが、スーパーフォーミュラのシートを失っただけでなく、レッドブルジュニアドライバーからも外されてしまいました。
昨年はユーロF3でシーズン2位、マカオ2勝の男がなぜ・・・
結論から言えば、レッドブルが本当にほしいのは、スーパーフォーミュラでいきなり速い人です。
今シーズン、スーパーフォーミュラでティクトゥムとキャリアが近いドライバーは、「福住」「牧野」「パロウ」「坪井」「アウアー」「ニューウェイ」といったようなドライバーがいます。
アレックス・パロウはいきなり速かった。
おそらく、アウアーがティクトゥムの評価の比較対象になっていたのではないかと予想されます。
アウアーはレッドブルジュニアチームのドライバーですが、年齢的に言えば、F1のシートを獲得できるような状況にはありません。
レッドブルは、ティクトゥムがアウアーを圧倒できるのかというのを見ていたように思えます。
そしてスーパーフォーミュラの前半3戦でティクトゥムはアウアーに完敗した。
若干20歳の選手にこの采配はかなり辛いものがありますが、レッドブルは少し焦りがあります。
レッドブルはリカルドという才能を失ってしまい、ガスリーもフェルスタッペンには遠く及ばいということで、ドライバーで悩まされています。
ティクトゥムはわりと長いことレッドブルと仕事をしてきましたが、スーパーフォーミュラでの結果も含めて、アルボン、クビアトはもとより、ガスリーよりも速いと言えるだけの能力を見せられなかったように思えます。
しかし、ストフェル・バンドーンはスーパーフォーミュラに来ていきなり3位でしたから、スーパーフォーミュラの序盤で速さを見せることは不可能ではないんですよね・・・。
たらればですが、もしティクトゥムにF2のシートを獲得できる資金があれば、また話は変わっていたように思えます。
本当にもったいない。