いよいよハミルトン6回目のチャンピオンが見えてきた。
フランスGP、ハミルトンはボッタスに10秒以上の差をつけてゴールしました。
逆にボッタスは終盤でルクレールに迫られてしまっていました。
ボッタスはタイヤのマネージメントに苦労したようです。
一方ハミルトンは終盤32秒台を出せてしまうほどタイヤを余らせていた。
ボッタスより速く走って、ボッタスよりタイヤを温存していたハミルトン。
以前にグランツーリスモの山内さんが「ハミルトンのペダルワークは芸術的だ」と言っていました。
メルセデスが速いのはもちろんあるものの、開幕戦で車に問題がある中でフェルスタッペンから2位を守り、カナダGPでもベッテルにプレッシャーをかけ続けてミスを誘発させたルイス・ハミルトンというドライバーの実力が本当に発揮されている印象です。
メルセデスのドライバーがランス・ストロールとマーカス・エリクソンだったらもうちょっと接戦になったでしょうね・・・
いずれにせよ、F1に再びタイヤ戦争と給油ルールを入れたほうがいい気がしています。
2000年代のF1は給油あったため、車のポテンシャルは前にいる車より遅いけど、燃料が軽いからペースが速いという状況が生まれ、タイヤも相まって戦略的な面白さが生まれていました。
もちろんフェラーリが独走していたシーズンもありましたが、それでも他のチームの戦いもかなり面白かったです。
ただ、あの頃はDRSがなかったため、前に出られたら全然抜けないというもどかしいレースも多かった。(そのせいで2009年からリアウィングの高い車になってしまった)
給油をアリにして、燃料流量制限を廃止し、今のエンジン+ハイブリッドでレース中も1200馬力くらい出したら見ごたえがありそうです。
給油があることで、今とはタイヤの戦略が根本的に変わってくると思われます。
給油は危険ですが、給油してからタイヤ交換をするというルールにできれば少しは安全になります。
ブリヂストンとミシュランがやり合っていた頃のタイヤというのは、長持ちしてなおかつとんでもなく速いタイヤという技術レベルの高さでした。