F2とF3に参戦しているドライバーの雑感
松下信治
数年前ARTでGP2を走っていた頃と比べると、速さというよりレースの巧さがない印象。
スーパーフォーミュラを1年挟んでしまったせいで感覚が鈍ったか。
ポールポジションを取ったり、時折ファステストラップを出すなど、一発の速さはあるものの、なぜか上位で戦うことができない。
レース中のバトルでミスをすることも多い。
ピレリタイヤの扱いに苦戦しているようにも見える。
車にトラブルも多く、昨年ノリスを擁していた名門カーリンどうした?
年齢的にももう決して若くはなく、かなり苦しい状況だと思われます。
F2のシーズンも折返しが見えており、この時点でランキング11位は正直絶望的。
角田裕毅
ユーロフォーミュラオープンでは表彰台常連、FIA F3では27番手から7位フィニッシュという快挙も見せた。さすがにレッドブルから認められただけある。
今年からヨーロッパ挑戦ということで、F3も初めてということを考えると、かなり良い走りをしています。
あとはピレリタイヤのマネジメントと、ヨーロッパ系のドライバーとのバトル、そして純粋にトップが狙える速さを手に入れればかなりの有望株。
ヨーロッパでのレースに慣れることがまず第一でしょう。
後半戦も楽しみなドライバー。
名取鉄平
キャリアが角田より1年少ないということもあり、F3の車は乗りこなせていない印象。
しかしF4乗ったらたぶんチャンピオンなので悩みどころ。
日本のF3で実力をつけてからヨーロッパ参戦でもよかったのでは。
数年後日本でレースしてそうな予感。