これまで当ブログでは散々ホンダのPUは2019年もパワーがないと言ってきましたが
フランスGPでレッドブルの2人がついに本音を漏らしちゃいましたね(笑)
ガスリー「パワーがもっと必要だ」
フェルスタッペン「やれることはやってるよ!でも魔法のスロットルペダルはないんだよ!」
無線でレッドブルの2人がこう伝えました。
ガスリーのは単純明快。ストレート遅いからコーナーで離してもストレートで追いつかれてルノーのリカルドを引き離せない。
フェルスタッペンは、ベッテルから順位を守るためチームからペースを上げるように指示されましたが、「やってるよ!でもストレート遅いんだからどうしようもないだろ」という事を言いたかったんですね。
バクーでも明らかでしたが、 カナダGPでパワーの差が明確に出ていました。
そして今回、ドライバー2人がパワー足りないと訴えたことで、確定したわけですね。
スタート直後でも圧倒的なスピード差でフェルスタッペンはずるずると後退し、マクラーレンに抜かれかけていた。
レッドブルはポールリカールの全開区間だけの合計で0.6秒はメルセデスから遅れていると思います。
もし今シーズンのレッドブルにフェラーリのPUが載っていたら、おそらくフェラーリより速く、メルセデスをつつけるかもしれないですね。
レッドブルの広報担当者が、フェルスタッペンにレース中にPUの馬力不足を直接言うなと口酸っぱく指導しているのでしょうね。
だからフェルスタッペンもオブラートに包んだ。
本当によく出来たドライバーだ。
↑の記事でも、ヘルムート・マルコが「ホンダがスペック4を~」という話をしたのはホンダのPUに満足できておらずホンダ陣営にプレッシャーをかけるためだと書きましたが、まさにそのパワー不足を今回ドライバーが口にしたんだと思います。
やはりトップドライバーの移籍には色々な思惑がある。
かつてもハミルトンのマクラーレンからメルセデスもそうだったように。
ホンダでは勝てないと判断してルノーに移籍したリカルドの判断は素晴らしかった。
レッドブルのガスリーの前にルノー2台!しかもカナダGPとフランスGP。
ガスリーが遅いのではなく、フェルスタッペンが奇跡的な走りをしているだけで、ガスリーの位置が今のレッドブルの位置ということかもしれないですね。
PUに足を引っ張られないモナコは上位でしたけど。
ホンダはあと50馬力上げないと話にならない感じですかね~