世界耐久選手権の第2戦がスパ・フランコルシャン6時間レースが開催され、トヨタ Gazoo レーシングの8号車が優勝、7号車が2位、ポルシェの2号車が3位でゴールしました。
ポールポジションはポルシェだったもののレースは序盤からトヨタのペースが速く、また、ポルシェはローダウンフォース仕様ゆえのタイヤの性能低下に苦しみます。
7号車はトップを走行し続けていましたが、フルコースイエローの間にタイムを損して、逆にタイムを得した8号車が前に出ました。
トヨタの#7, #8はハイダウンフォース仕様のエアロだったために、タイヤの摩耗は比較的良く、勝利に繋がった印象です。
終盤では7号車の小林可夢偉がかなりのペースで8号車に追いつきましたがあとちょっとのところでオーバーテイクには至らず。
一方ル・マン仕様のトヨタ9号車は序盤はポルシェについていっていたものの、タイヤの摩耗が激しく5位に沈みました。トップからは1周遅れでした。
LMP2は非常に熾烈な争いが起こっていて今回も面白かったですが、G-DRIVEが盤石でした。
正直、LMP1が2チーム+バイコレスしかいないので、LMP2の方がバトルは白熱していました。
それにしても、LMP1の加速のえげつなさです。
オー・ルージュ登った所で315キロとか出てました。
2016年のF1のメルセデス並の速さです。
あそこはもう全開なんでしょうね。
ただし、ハイブリッドのデプロイが切れるのでレースモードだとストレートでは310キロくらいまでしか加速しないですが。
スパでの戦いはル・マンを占いますが、トヨタはローダウンフォース仕様のパッケージに課題が出たような印象です。
WECとしてはトヨタがかなり優勢だと言えるでしょう。
それにしても、アウディいないの寂しいなあ