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Better Gear

F1、WEC、インディ、などモータースポーツの話

F1 2017バーレーン予選 ついに最も遅い車であることがわかってしまったマクラーレン・ホンダ

バーレーンGP予選で、マクラーレン・ホンダが最も遅い車であるということがついに判明しました。

 

予選Q1のタイムで、各チームの速い方を比較するとこうなります。

 

 

※ハミルトン以外はスーパーソフトタイヤのタイムです。

 

Q1タイム

ハミルトン メルセデス 1分30秒814 (ソフト)

フェルスタッペン レッドブル 1分30秒904

ライコネン フェラーリ 1分30秒988

ヒュルケンベルグ ルノー 1分31秒057

マッサ ウィリアムズ 1分31秒373

クビアト トロロッソ 1分31秒531

グロージャン ハース 1分31秒691

オコン フォース・インディア 1分31秒774

ウェーレイン ザウバー 1分31秒995

アロンソ マクラーレン 1分32秒054

 

 

 僅差ではあるものの、アロンソというドライバーをもってしても、ザウバーに負ける。

しかも、怪我から復帰したばかりのウェーレインがドライブするザウバーに。

 これが2017年序盤戦のマクラーレン・ホンダです。

アロンソルノーより1秒遅いと考えればいかに悪いかが実感できるでしょう。

 

予選の順位的にはアロンソ15番手、バンドーン17番手ですが、それ以下はフォース・インディアザウバー、ハースの3チームの片方のドライバーで、もうひとりのチームメイトは全員マクラーレンより上です。

 

後でスピードトラップの比較を紹介しますが、圧倒的にパワー不足なホンダです。

今回の予選ではアロンソのエンジンが壊れました。

完走できるかも怪しいのがマクラーレンなわけで、その上速さもないわけですから救いようがないですね。

もちろんプレシーズンテストが散々だったのでマクラーレンがこうなることは皆予想していましたし、アロンソもオーストラリアGPで「マクラーレンは最下位」だと語っています。

 

ホンダは出来る限り速くまともなパワーユニットを作らなければなりませんが、共振の問題を解決する必要があります。

知らない人のために言っておくと、ホンダは昨年12月の段階で、単気筒ではテストに成功していたものの、6気筒(V6)に組んだら上手くいかなかった、つまり開発に失敗したわけです。

それにより、本来目指していた性能を達成できず、結果として2016年よりも馬力がないようなパワーユニットを2017年に搭載するハメになっています。

さらにシャシーに載せたら共振の問題が発生。振動で様々なトラブルが発生するという事態に。

言うまでもなく2016年より悪い、ザウバー以下のマシンに成り果てました。

 ちなみにザウバーは2016年の型落ちフェラーリPUを搭載してます・・・

 


 

信頼性も皆無

ただ遅いだけではありません。

信頼性が圧倒的に不足しています。2016年よりも酷い。

毎戦のようになんらかのトラブルが発生。

中国GPでは燃圧の問題とドライブシャフトの破損により2台ともリタイア。

バーレーンではバンドーンにMGU-Hのトラブルが出てアロンソのエンジンは壊れる。

とにかく最悪なパワーユニットですし、そのあおりを食らって他のパーツの信頼性の確保がプレシーズンテストの時にできなかったので今になってそういった問題が見つかっています。

 

 

アロンソインディ500参戦が意味するもの

アロンソインディ500参戦という電撃発表がありましたが、これはマクラーレン・ホンダの2017年のマシンが最悪だということを示しています。

アロンソは17年のマシンの出来を見て来シーズンどうするか判断するということを言っていたので、シーズン序盤で早くも「来年は移籍しよう」という考えが出てきたはずです。

マクラーレンとしてはアロンソに残って欲しいわけで、そのためにアロンソとの交渉材料としてインディ500への参戦を提案したのでしょう。

ホンダはインディカーにエンジンを供給していますので、こういった無茶なことも実現しました。

もしマクラーレンがトップ8に入れるだけの強さが序盤にあったのなら、おそらくインディ500に参戦することはなかったのでしょう。

すなわち、マクラーレン・ホンダ、特にホンダのPU開発失敗は、アロンソインディ500参戦という異常事態を生んでしまうほど酷いものだったと言えます。

 

 

佐藤琢磨終わらない夢―F1との決別、もうひとつの戦場ヘ (SAN-EI MOOK)

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