2017年プレシーズンテスト段階のマクラーレンを三行で説明すると
- 昨年以上に貧弱なホンダパワーユニット(メルセデスから100馬力足りない)
- パワーユニットの信頼性が2015年序盤並にズタボロ
- 信頼性がなくすぐ壊れるのでマシン開発も進まない
2017年のマクラーレンは2016年よりももっと酷くなる可能性大。
今の状況だと、ポイントはおろか中段チームとすら戦えないような無様な姿を見せることになるでしょう。
▼トラブルで停止し、メカニックに押されるマクラーレンの車
↓アロンソも我慢の限界だったようです
ベンチテストで目標達成できず
ベンチテスト(コース上ではなく研究所内で行う性能評価試験)ですら目標に到達できていなかったのだそうです。
つまり、プレシーズンテストの前の段階で既に今年のホンダパワーユニットは目標数値以下でさらに問題も抱えている欠陥品だったというわけです。
プレシーズンテスト初日→オイルタンクの問題で午後にちょっと走っただけ
プレシーズンテスト2日目→パワーユニットのトラブルが頻発。またしてもPU交換で時間を使う。タイムも最下位。ザウバーより2秒遅い。
プレシーズンテスト3日目→走行はできたがストレートスピードが他の車より15キロ遅い。タイムもザウバー以下。
プレシーズンテスト4日目→ようやくまともに走行。でもタイムは遅い。
プレシーズンテスト5日目→またしてもエンジン交換
プレシーズンテスト6日目→ 水漏れで走れず。アロンソがホンダを批判
プレシーズンテスト7日目→コース上で2回止まる
最高速(3月8日のもの)
メルセデス・・・338km/h
ルノー・・・331km/h
フェラーリ・・・327km/h
ホンダ・・・312km/h
ホンダPUだけ異様に遅い。20キロ遅い。
2015年に逆戻りのマクラーレン・ホンダでした。
ちなみにホンダは昨年までの設計を破棄して、メルセデスのパワーユニットのレイアウトを真似たものを作りました。
しかし、開発終盤で設計ミスが発覚。
昨年型のPUのレイアウトは限界が低すぎて勝負にならないのでレイアウトを変えたことは正解ですが、技術力不足でトラブル発生しまくりという感じです。
今年のF1マシンはハイダウンフォースでドラッグが大きいです。タイヤ幅も太い。
したがって、昨年よりもさらに馬力の差が如実に表れます。
プレシーズンテストでは、ホンダパワーユニットはフェラーリやメルセデスよりも20キロ程度遅くもはや勝負にならない状況。
テストのタイムだけ見ると、マクラーレンは非常に遅い。
マクラーレンより遅い車はザウバーくらいではないか?というかザウバーに勝てるかも怪しい。そんな印象。
2017年のマクラーレン・ホンダの目標は「完走」です。
序盤数戦はそうなるのではないでしょうか??
ホンダは欠陥品を作ってきた。
メルセデスを真似ようとしたが技術がなくて実現できなかった。
そういう顛末です。
メルセデスより遅いという次元ではなく、ルノーPUよりもかなり貧弱。それが2017年のホンダです。
ホンダにF1で戦えるだけの技術はない
おそらく、2021年までホンダのパワーユニットを使った車が勝つことはないでしょう。あったとしてもトップチームが総崩れして奇跡が起きた時。
噂では2017年のホンダPUはフェラーリやメルセデスから100馬力も劣っている。
ホンダが革新的な事をやっているのならともかく、単に他のメーカーが出来ていることができないだけです。
WECでハイレベルな争いをしているトヨタならまともなパワーユニットを作ることも可能でしょう。
F1は他のカテゴリと異なり、極限のエンジンが必要になります。メルセデス、フェラーリ、ルノーも開発を止めたらすぐに置いていかれるような激しい競争をしています。
ホンダはF1をナメていた。2015年、2016年、2017年の結果はホンダの技術力の低さを露呈させました。
馬力がなく、燃費が悪く、すぐに壊れる。
ホンダには3メーカーについていけるだけの技術力はありません。
マクラーレンはPUをメルセデスに変えることも視野に入れている。
マクラーレンは 「限界が近い」と憤慨。
F1 (エフワン) 速報 2017 Rd (ラウンド) 01 オーストラリアGP (グランプリ) 号 [雑誌] F1速報
- 作者: 三栄書房
- 出版社/メーカー: 三栄書房
- 発売日: 2017/04/03
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る